組立式で接着不要!アメリカンロック箱は小物や軽量物の梱包におすすめ
この記事をシェアする
アメリカンロック箱とは化粧品の梱包などに用いられる箱のことです。底面4枚を組み合わせて、底をロックすることからアメリカンロック箱と呼ばれています。この記事ではアメリカンロック箱について、軽量梱包箱の必要性と選び方、オリジナルパッケージの作り方、アメリカンロック箱以外の軽量梱包箱を紹介します。
目次
アメリカンロック箱について
まずはアメリカンロック箱がどのような箱なのか紹介します。またメリットやデメリット、組み立て方なども解説します。
アメリカンロック箱とは
アメリカンロック箱は底を組み合わせて形成します。底の4枚を組み合わせて、ロックすることで底の強度が増し、底抜けしにくくなるためです。一度組み合わせると抜けづらくなるため、地獄底箱と呼ばれることもあります。
ケーキ箱のパッケージに使われることが多く、化粧品や医療品、薄手の衣類梱包など、小物や軽量物の梱包にもおすすめ。紙器だけでなくB式ダンボールにも用いられています。
アメリカンロック箱のメリットとデメリット
底面への重力が均等な商品の場合は、アメリカンロック箱の底抜けの心配はほぼありません。また底が膨らみにくいので、細い寸法でも立てやすいです。見栄えが良く、縦方向の商品や陳列する商品の梱包箱に向いています。
B式ダンボールでもアメリカンロックの形状であれば、底面のテープが不要。梱包の手間が減ります。しかし一方で、底の中心にだけ荷重がかかる商品や球体等で重さのある商品には不向きと言われています。
アメリカンロック箱の組み立て方
- 画像のA面とB面の下部分以外の点線を折る。
- 底の「コの字」型の部分を折り込む。
- 左右対称になっている部分をコの字型の上に重ねるように折り込む。
- 2の上にコの字型とは反対の部分を重ねる。
- 3を箱の中に押し込んだら完成。
その他の軽量梱包箱
アメリカンロック箱と同じ形状で、底の作りが違うワンタッチ箱とキャラメル箱について解説します。また異なる形状の軽量梱包箱についても解説します。
ワンタッチ箱
ワンタッチ箱は箱を起こすだけで、底辺も一緒に起き上がる仕組みの箱。その利便性からワンタッチ箱と呼ばれています。業務用のラインで使われることが多く、大量生産など、作業を効率良く行いたい時におすすめです。食品用の紙箱、健康食品やサプリメント用のパッケージ、マスク用のケースなどに用いられています。
キャラメル箱
キャラメル箱は箱の上下に差し込みの蓋がついている箱。紙器の中で多く使われています。キャラメル箱はお菓子のキャラメルを入れるパッケージが由来で、お菓子やおもちゃを始め、店舗用のギフトボックスなどにも用いられています。
アメリカンロック箱とは形状の異なる軽量梱包箱
ワンタッチ箱やキャラメル箱は、底の形状が違うだけでアメリカンロック箱と見た目は同じです。しかしこれらの箱の形以外にも、軽量梱包箱があります。例えばアクセサリーなどの梱包におすすめなのはピロー箱です。
パウダー、アクセサリー、チョコレートなどの梱包に使われることが多いのが、引き出し式のスリープ箱です。また蓋と箱が分かれている蓋付き箱も人気があります。蓋付き箱は頑丈な作りで、高級感のある箱。ギフト用には天面だけが開閉するN式箱がよく用いられています。
アメリカンロック箱などの軽量梱包箱の必要性と選び方
なぜ軽量梱包箱が必要なのか、必要性について解説します。またアメリカンロック箱や、ワンタッチ箱など、箱の形状が同じでも底の仕組みが違う軽量梱包箱の選び方についても解説します。
軽量梱包箱の必要性
箱には中身が傷つかないように守る役割があります。また化粧品を箱に梱包すると、高級感が増します。さらにパッケージにデザインを施せば、文章や画像で商品をアピールでき、商品を選んでもらいやすくなるでしょう。
軽量梱包箱の選び方
軽量梱包箱は商品に合わせて選びましょう。アメリカンロック箱やキャラメル箱など、底の形状が異なる紙器の場合は、それぞれのメリットやデメリットを把握して選ぶと良いです。
アメリカンロック箱はワンタッチ箱やキャラメル箱より強度がありますが、組み立てに時間がかかります。ワンタッチ箱は簡単に組み立てられますが、コストがかかります。キャラメル箱は低コストですが、強度は低めです。これらを参考に、強度、効率、コストのどれを重視するかで軽量梱包箱を選んでみてください。
アメリカンロック箱のオリジナルパッケージの作り方
化粧品などを梱包する時は、ぜひアメリカンロック箱を使ってみてください。アメリカンロック箱から作成するオリジナルパッケージの手順を紹介します。
1. 箱の大きさを決める
まずアメリカンロック箱の大きさを決めましょう。箱の大きさは高さ、幅、奥行きで決めていきます。また既製サイズの大きさもチェックしてみてください。オリジナルで箱の大きさを設定するのも良いですが、既成サイズにするとコストを抑えられます。
2. パッケージデザインを決める
お菓子や化粧品などのパッケージはデザインがとても重要です。お菓子の場合はブランドのロゴやシンボルマーク、キャラクターなどの覚えやすくて見つけやすいデザインがおすすめ。またカラーも大切です。色の印象が商品のイメージカラーになります。全面カラーで、中心に商品の写真などがあるデザインは、目につきやすいです。
化粧品は見た目だけではどのような商品かわからないため、顧客に訴求するようなデザインで商品の特徴を伝えましょう。またECサイトで販売する場合など、売り場も想定してパッケージデザインを考えてみてください。
3. 印刷会社に発注する
箱の大きさとデザインを決めたら、印刷会社に依頼しましょう。印刷会社では、パッケージに表面加工もできます。表面加工をすると、箱の耐久性が高まったり、質感が変わったりします。
印刷会社ではパッケージの印刷や加工後に、機械にセットした型で印刷物の打ち抜きを行います。その後、機械を使ってクセ折りや、接着剤による張り合わせと折りたたみ加工をするとオリジナルパッケージが完成します。
オリジナルパッケージの制作なら「canal」
オリジナルパッケージをどこに依頼すれば良いのか悩む人もいるでしょう。依頼先に悩んでいる時は、ぜひ「canal」をチェックしてみてください。
canalとは
canalとはオリジナルパッケージの発注をオンラインで行えるサイトです。canalは、仕様に応じて全国にある複数のパッケージ印刷、加工会社と協力しているため、低価格でオリジナルパッケージを制作できます。紙器やダンボール、袋などのオリジナルパッケージの制作ができ、チャットで気軽に相談も可能です。
canalではオンライン上で制作したいパッケージを選び、サイズなどを選択すると、そのまま見積もりや注文が行えます。その後デザインデータを入稿し、問題がなければパッケージの制作が開始されます。
canalは小ロットでの注文も可能
canalでは小ロットで注文できる商品もあります。紙器は100ロットから注文でき、フルカラー印刷も可能。化粧品などの配送によく使われるN式ダンボールもcanalなら50ロットから注文できます。
紙器にはさまざまなオプション付き
紙器の場合は上質感を出せる生地や、上質感のある表面に仕上がる加工、凹凸加工、特殊印刷などのオプションもあります。
詳細はこちらから:https://canal.ink/catalog/paperbox/folding-carton/
小物や軽量物の梱包にはアメリカンロック箱がおすすめ
化粧品などの小物や軽量物には、アメリカンロック箱がおすすめです。また商品を守るためだけでなく、顧客の目に止まるようなデザインを施すことも大事。デザインを考えて印刷会社に依頼すると、オプションでさまざまな加工もしてもらえます。見栄えも良く商品ディスプレイにも向いているので、おしゃれな商品の梱包にはぜひアメリカンロック箱を使ってみましょう。