
化粧品パッケージをオリジナルで作るには?箱の種類・デザイン・表示項目を解説
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化粧品パッケージには、商品を保護するだけでなく、ブランドの世界観や商品の特徴を伝える役割があります。箱の形状や紙素材、印刷・加工によって、店頭やECサイトでの印象も大きく変わります。
この記事では、化粧品に適した箱の種類、パッケージデザインのポイント、表示が必要な情報について紹介します。オリジナルの化粧品パッケージを検討している方は、ぜひ参考にしてください。
化粧品パッケージをオリジナルで作るメリット
オリジナルの化粧品パッケージを作るメリットは、商品に合ったサイズや形状を設計し、ブランドの特徴を表現できることです。商品の保護性を高めながら、既製品との差別化にもつなげられます。
ブランドイメージを表現できる
箱の色や質感、ロゴ、印刷方法を統一することで、ブランドの世界観を視覚的に伝えられます。
自然派化粧品にはクラフト調の素材、高価格帯の商品には箔押しやエンボス加工など、商品コンセプトに合わせた表現が可能です。シリーズ商品ではレイアウトを統一し、色で違いを持たせる方法もあります。
商品に合ったサイズで保護できる
化粧品の容器に合わせて箱を設計すると、輸送中の動きを抑えやすくなります。必要に応じて仕切りや台紙を付ければ、瓶やチューブなどを箱の中で固定できます。
箱が大きすぎると緩衝材や配送スペースが増え、小さすぎると容器や箱へ負荷がかかります。容器の寸法だけでなく、キャップやポンプ部分も含めてサイズを確認することが大切です。
化粧品パッケージにはどのような箱が使われる?
化粧品パッケージには、キャラメル箱、底ロック箱、N式箱、フタ付き箱、スリーブ箱などが使われます。商品の重さや販売方法、表現したい高級感に合わせて形状を選びましょう。
キャラメル箱

キャラメル箱は、箱の上下に差し込み式のフタが付いた、一般的な紙箱です。サック箱とも呼ばれ、化粧水、クリーム、石鹸、チューブ容器などに幅広く使用されています。
構造が比較的シンプルで、印刷面を広く確保しやすいことが特徴です。一方で、上下が差し込み式のため、重い瓶や容器を入れる場合は底抜けへの対策が必要です。
商品が重い場合は、底面を接着する仕様や、底ロック箱を検討しましょう。
底ロック箱(アメリカンロック箱)

底ロック箱は、底面の4枚の紙を組み合わせて固定する箱です。アメリカンロック箱や組み立て底箱とも呼ばれ、キャラメル箱より底面の強度を持たせやすい形状です。
瓶入りの化粧品や、比較的重さのある容器に向いています。ただし、底面を組み立てる作業が必要になるため、梱包数量が多い場合は作業時間も確認しましょう。
さらに組み立てを効率化したい場合は、底面が自動的に組み上がるワンタッチ底も候補になります。
N式箱

N式箱は、一枚の紙やダンボールを折り込んで組み立てる形状です。フタを開いたときに商品全体を見せやすく、化粧品セットやギフト商品に適しています。
糊付けをせずに組み立てられる仕様もあり、比較的小ロットでも製作しやすい形状です。紙器だけでなく、薄いダンボールを使って配送箱と兼用することもできます。
容器をきれいに見せたい場合は、箱の内側に仕切りや台紙を設置すると、商品が動きにくくなります。
フタ付き箱

フタ付き箱は、身箱とフタが分かれた形状です。上下から箱を重ねる構造により、開封時に特別感を演出できます。
厚紙へ化粧紙を貼った貼り箱にすると、強度と高級感を持たせられます。香水、スキンケアセット、限定品、ギフト向け化粧品などに適した形状です。
一般的な組み立て式の紙箱より費用や保管スペースが必要になるため、販売価格や製作数量を考慮して選びましょう。
スリーブ箱

スリーブ箱は、筒状の外箱から身箱を引き出して開封するパッケージです。中身をすぐに見せず、引き出す動作によって高級感や期待感を演出できます。
外側のスリーブと内側の身箱で色やデザインを変えると、開封前後で印象に変化を付けられます。化粧品セット、香水、固形石鹸、アクセサリーなどに向いています。
身箱がきつすぎると開けにくく、緩すぎると抜け落ちるため、量産前にサンプルで出し入れを確認することが重要です。
化粧品パッケージのデザインで意識したいポイント

化粧品パッケージのデザインでは、商品コンセプトとターゲットを明確にし、必要な情報を見やすく配置することが大切です。見た目だけでなく、店頭やECサイトで商品を選びやすいデザインにしましょう。
商品コンセプトとターゲットを明確にする
誰に向けたどのような商品なのかを整理し、年齢だけでなく、価格帯や使用シーン、販売場所まで考えると、デザインの方向性を決めやすくなります。
例えば、自然派化粧品なら柔らかい色や紙の質感、高級化粧品なら余白を活かしたデザインや特殊加工が候補になります。コンセプトに沿ってデザインすることが大切です。
伝えたい情報に優先順位を付ける
パッケージには、ブランド名や商品名、特徴、内容量など多くの情報が入ります。正面ではブランド名や商品名を中心に見せ、詳細情報は側面や背面へ整理しましょう。
キャッチコピーも、商品の特徴が伝わる短い表現にまとめることが大切です。
シリーズ商品の統一感を意識する
複数の商品を展開する場合は、ロゴの位置や書体、基本レイアウトを統一すると、同じブランドの商品として認識されやすくなります。
化粧水や乳液、美容液など、商品ごとに色を変えることで、統一感を保ちながら違いも分かりやすくできます。ただし、色だけに頼らず、商品名や種類も読みやすく表示することが大切です。
ECサイトやSNSでの見え方も確認する
ECサイトでは、パッケージが小さな商品画像として表示されるため、文字の太さや背景とロゴのコントラストを意識することが大切です。
デザインは実寸だけでなく、スマートフォンで縮小した状態でも確認しましょう。SNSでの見え方だけでなく、商品情報の分かりやすさや実物との印象差にも注意が必要です。
化粧品パッケージにはどのような表示が必要?
化粧品のパッケージには、販売名、製造販売業者名・住所、内容量、製造番号、全成分などの表示が必要です。商品や容器の仕様によって表示方法が異なるため、デザインを確定する前に製造販売業者へ確認しましょう。(厚生労働省)
種類別名称と販売名
種類別名称は、化粧水、乳液、クリームなど、商品の種類を消費者に分かりやすく伝える名称です。公正競争規約の施行規則では、化粧品の種類に応じた名称例が示されています。(化粧品公正取引協議会)
販売名は、化粧品製造販売届などで届け出る商品の正式名称です。一般的な化粧品は、販売名について承認を受けるのではなく、製造販売業者が必要な届出を行います。
販売名に種類別名称に相当する言葉が含まれている場合は、一定の条件で種類別名称を省略できる場合があります。
製造販売業者名と住所
化粧品の表示には、製品について責任を持つ製造販売業者の氏名または名称と住所を記載します。
製造を実際に行った工場の名称ではなく、国内で製品を市場へ出荷する責任を持つ製造販売業者の情報です。
住所は、総括製造販売責任者が業務を行う事務所の所在地を表示します。会社名やブランド名だけでは足りないため、正式な表示内容を製造販売業者へ確認しましょう。
問い合わせ先
問い合わせ先には、消費者からの相談へ対応できる電話番号や連絡先を表示します。製造販売業者名・住所とは別に、公正競争規約上の表示事項として定められています。(化粧品公正取引協議会)
電話番号のほか、対応時間を記載する場合もあります。ウェブサイトやメールアドレスのみで十分かどうかは、表示を管理する製造販売業者へ確認してください。
原産国名
原産国名は、化粧品を製造した事業所が所在する国を基準に表示します。ラベル貼り、外装、単純な詰め合わせだけを行った国は、原産国にはなりません。(化粧品公正取引協議会)
複数の国が製造へ関係する場合は、製品に本質的な性質を与える加工を行った国を原産国として判断します。
「日本製」「MADE IN JAPAN」など、一般の消費者が理解できる表現を使用します。ただし、国産品であることが明らかな商品では、一定の条件で表示が不要な場合もあります。
内容量
内容量は、グラムやミリリットルなど、商品に適した単位で表示します。マスクやシートなどは、枚数や個数で表示する場合もあります。
液体だから必ずミリリットル、クリームだから必ずグラムと決まるわけではありません。商品の状態や一般的な取引方法に合わせて、適切な単位を選びましょう。
セット商品の場合は、商品ごとの内容量や入り数が分かるように表示します。
全成分
化粧品の全成分は、原則として配合量の多い順に、日本語の成分名称で表示します。
配合量が1%以下の成分と着色剤は、順不同で表示できます。また、製品中で効果を発揮しない程度しか残らないキャリーオーバー成分は、一定の条件で表示を省略できます。(厚生労働省)
原料名をそのまま記載するのではなく、化粧品の成分表示に使用できる名称を確認する必要があります。最終的な成分表示は、処方を管理する製造販売業者へ確認しましょう。
製造番号または製造記号
製造番号または製造記号は、製造した製品をロット単位で識別するための番号です。
不具合や問い合わせが発生した際に、製造時期や対象範囲を追跡するために使用します。外箱だけでなく、使用中も確認できる容器側への表示が必要になる場合があります。
印刷、インクジェット、刻印など、製造工程に合った方法で表示します。
使用期限
適切な保存条件のもとで、製造後3年を超えて品質が安定することを確認できない化粧品には、使用期限の表示が必要です。(厚生労働省)
すべての化粧品に使用期限の表示が必要なわけではありません。表示の要否や期限は、製造販売業者が安定性に関する情報をもとに判断します。
開封後の使用目安を任意で案内する場合は、法定の使用期限と混同されない表現にしましょう。
使用上・保管上の注意
商品の種類に応じて、肌に異常が生じていないか確認することや、異常が現れた場合に使用を中止することなどを表示します。
化粧品の種類ごとに表示例が示されているため、商品に合った注意事項を確認します。香水、ネイルカラー、子ども用化粧品などでは、個別の注意事項が必要になる場合があります。(化粧品公正取引協議会)
使用方法はすべての商品で一律に義務付けられているわけではありませんが、使い方が分かりにくい商品では記載した方が親切です。
リサイクル識別マーク
家庭から排出される紙製容器包装やプラスチック製容器包装には、紙マークやプラマークなどの識別表示が必要になる場合があります。
印刷やラベルで表示する場合、マークは原則として上下6mm以上、刻印やエンボスでは上下8mm以上とされています。表示スペースを確保できない小型容器では、省略できる場合があります。(経済産業省)
箱、容器、キャップ、フィルムなど複数の部材がある場合は、一括表示の可否や役割名の表示も確認しましょう。
化粧品パッケージの製作会社はどう選ぶ?
化粧品パッケージの製作会社は、希望する形状や加工への対応だけでなく、小ロット、サンプル製作、設計支援の有無で選びます。容器と箱を同時に検討する場合は、両方を扱えるかも確認しましょう。
希望する形状や加工に対応できるか
製作会社によって、得意な箱の形状や印刷方法は異なります。キャラメル箱や底ロック箱などの一般的な紙器に強い会社もあれば、貼り箱や箔押しなど、高級仕様を得意とする会社もあります。
見積もりを依頼する際は、参考画像だけでなく、容器サイズ、希望数量、加工内容も伝えましょう。
デザインが決まっていない場合は、構造設計やデザイン制作まで相談できるか確認します。
容器に合わせたサンプルを作れるか
化粧品は、瓶、チューブ、ポンプ容器など形状がさまざまです。図面上では問題がなくても、実際に入れるとキャップが当たったり、箱の中で動いたりすることがあります。
量産前に無地サンプルを作り、容器の収まり方や取り出しやすさを確認できる会社を選ぶと安心です。
ギフトセットでは、複数の容器を固定する仕切りや台紙も一緒に確認しましょう。
小ロットや希望納期に対応できるか
新商品のテスト販売や限定商品では、小ロットでの製作が適しています。デジタル印刷を利用できる場合は、版を作らずにフルカラーで製作できることがあります。
一方、数量が多い場合は、オフセット印刷の方が1箱あたりの価格を抑えられることもあります。「小ロット対応」という表記だけで判断せず、希望数量、初期費用、納期、増刷時の条件を比較しましょう。
化粧品パッケージを作るならcanal(カナル)

canal(カナル)では、容器のサイズや商品の用途に合わせたオリジナルの化粧品パッケージを製作できます。箱の形状、紙素材、印刷、加工が決まっていない場合も、希望数量や予算に応じて相談できます。
幅広い箱の形状を相談できる
キャラメル箱、底ロック箱、N式箱、スリーブ箱、フタ付き箱など、商品に合わせたさまざまな形状をご提案します。
単品用の化粧箱だけでなく、複数の商品をまとめるギフト箱やEC用の配送箱も製作可能です。容器のサイズや重さ、希望数量をもとに、適した仕様を検討できます。
印刷や特殊加工を組み合わせられる
フルカラー印刷に加え、箔押しやエンボス加工、マットPPなどを組み合わせることで、ブランドイメージに合った仕上がりにできます。
加工を増やすほど費用や納期もかかるため、高級感を出したい場合はロゴや商品名など、加工する部分を絞ることが大切です。数量に応じて、デジタル印刷やオフセット印刷など適した方法をご提案します。
サンプルから相談できる
量産前に無地サンプルを作り、容器の収まり方や箱の組み立てやすさを確認できます。
化粧品は容器の形状が複雑な場合もあるため、実物を入れて確認することが重要です。必要に応じて、商品を固定する仕切りや台紙も設計できます。
商品の容器、希望数量、デザインイメージ、納品先を添えてお問い合わせください。
お急ぎの方は:03-4530-3353
(平日:10:00~19:00)



