靴の配送に向く段ボール靴箱とは?中身を守る梱包方法も解説

ECサイトなどで靴を販売する際は、大切な商品をしっかりと守るために配送に向くダンボール(段ボール)靴箱を使用したいものです。この記事では、ダンボール靴箱の種類や印刷方法、選ぶ時のポイントなどを紹介します。 また、靴の梱包方法やオリジナルのダンボール靴箱をつくれるサービスも見ていきましょう。

ダンボール靴箱の種類と印刷方法

まずは、一般的に靴の配送に利用されるダンボール箱の種類や印刷方法を紹介します。よく利用されるダンボール箱にはどんな種類があり、どのような特徴を持っているのかを把握した上で、利用目的に合ったものを見つけましょう。また、ダンボール箱に適した印刷方法を選ぶことも大切です。

N式タイプ

N式タイプは、底ロックタイプ・引き出しタイプ・貼り箱と比べると価格が比較的安価なため、よく靴箱に使用される形状です。使用方法は、折り目に癖をつけてから組み立てるだけとシンプルなので、梱包箱の組み立て作業などが苦手な方でも簡単に扱えます。また蓋が一体型になっているのも特徴です。

底ロックタイプ

底ロックタイプはその名の通り、底をロックして箱を起こし使用するタイプで、箱自体が収納や保管に優れているのが特徴。仕上がりがフラットになり、いくつも重ねて収納できます。狭い収納スペースでも場所を取らずに保管できるので、顧客にも喜ばれるでしょう。

引き出しタイプ

引き出しタイプは、内箱と外箱で1セットになっています。こちらも仕上がりがフラットなので重ねて使用できます。底ロックタイプとは違って引き出しがついているため、箱を重ねたままでも簡単に靴が取り出せるのもメリットです。

貼り箱

靴の梱包に使われる蓋身式とも呼ばれる貼り箱は、蓋と本体(身)に分かれているので高級感があります。箱にブランド名やロゴを印刷すれば、ギフトなどにも向く、より高級感のあるパッケージになるでしょう。また、蓋があることで頑丈さが増すため、積み重ねて収納する場合にも向きます。

ダンボール箱に適した印刷方法

ダンボールに印刷する場合、一般的に比較的安価に印刷できる「フレキソ印刷」という方法が用いられます。版下はゴム版もしくは樹脂版を選ぶことができ、樹脂版の方が割高になりますが、精度の高い印刷が可能です。
また「インクジェット印刷」と呼ばれる、プリンターからダンボールに細かいミスト状のインクを直接吹きかける方法が用いられることもあります。「インクジェット印刷」の場合は版が不要なので版代がかからず、一般的に小ロットの時にコストパフォーマンスを発揮します。加えて、写真や精密なイラストなど細かな表現ができるのもメリットです。
その他、吹き付けたインクを瞬時に硬化させることで、優れた定着性と速乾性が叶う「UVインクジェット印刷」もダンボール箱の印刷に使用されます。

靴の配送に向くダンボール靴箱を選ぶポイント

種類や印刷方法はもちろんのこと、ダンボール靴箱を用意する際は、機能やサイズにもこだわりましょう。ここでは、靴の配送に適したダンボール靴箱を選ぶポイントについて紹介します。

耐久性・通気性に優れたものを選ぶ

配送目的であれば、配送途中に大切な靴が潰れたり破損したりするのを防ぐため、耐久性を重視してダンボールを選びましょう。一口にダンボールといっても紙質によって強度が違い「C6・K5・K6・K7」などの種類に分かれています。一般的に、国内の靴の配送には「K5」程度の強度が向くでしょう。海外へ配送する商品には、さらに強度が高い「K6」や「K7」が使用される場合もあります。
顧客がダンボール靴箱を収納ケースとして使用することを想定するならば、多少コストはかかりますが、空気穴が開いている仕様がおすすめです。通気性が良く、収納時のカビの繁殖を防げます。

靴のサイズに合ったものを選ぶ

靴を発送する際は、靴のサイズに合ったダンボール靴箱を選ぶことが大切。しかし、ECサイトなどを始めたばかりの頃は、サイズごとに異なる靴箱を製作すると初期費用がかかってしまいます。そのため、初期は共通サイズのダンボール靴箱を用意し、配送量が多くなってきたらサイズを増やしていくのがおすすめです。
ただし、箱の内部がスカスカの状態だと、靴の損傷や箱の潰れを招いてしまう危険性があるので、箱の隙間に合わせた緩衝材を用いると良いでしょう。

ダンボール靴箱を使った靴の梱包

顧客の手元へ届くまでに、大切な靴が傷まないようしっかりと梱包をする必要があります。正しい方法を把握した上で梱包を行いましょう。ここでは、ダンボール靴箱を使って靴を梱包する手順や注意点を紹介します。

中身を守る梱包方法

靴の梱包方法は下記の4ステップが基本です。

  1. 「純白ロール紙」や「薄葉紙」を丸めて靴の中に詰め込み、型崩れを防止します。
  2. ダンボール靴箱の折り目にしっかりと癖をつけてから、折り目に沿って組み立てます。
  3. ダンボール靴箱の内部で靴が動くのを防ぐため、緩衝材で隙間をしっかりと埋めます。
  4. 最後にダンボール靴箱の外をビニール材で覆うことで、輸送中の水濡れや箱に傷が付くのを防げます。

梱包する際の注意点

靴の中に紙を詰める際、純白ロール紙や薄葉紙以外にチラシや新聞紙などでも代用ができますが、インクが商品に移ってしまう恐れがあるため、できる限り無地のものを選びましょう。無地は高級感があり、顧客からの印象も良くなります。
この時、紙を先に丸めてから入れてしまうと靴の隅々まで行きわたらないため、靴の中に詰め込みながら丸めていくのが上手く梱包するコツです。箱にビニールをかけて防水対策をする場合は、輸送中の擦れや引っ掛かりで破けないように、強化ビニールを選びます。

ダンボール靴箱はどこで購入できる?

ダンボール靴箱を用意する時は、コストを抑えて手軽にオリジナルの印刷ができたり、小ロットで発注できたりするパッケージを選びたいものです。最後に、ダンボール靴箱の購入方法を紹介します。あわせて、手軽にオリジナルパッケージがつくれるサービス「canal」もチェックしましょう。

ネット通販は安く種類豊富

無地のダンボール靴箱を安く買いたい、豊富な種類の中から選びたい、という方には、楽天やamazonをはじめとするネット通販がおすすめです。ホームセンターなどでも購入できますが、ネット通販であれば直接配送してもらえるので、店舗から持ち帰る手間が省けます。また、まとめて購入することで1枚あたりの単価を下げられる場合が多いのもメリットです。

オリジナルダンボール靴箱をつくるなら「canal」がおすすめ

「canal」は少ない注文数でも価格を抑えたオリジナルパッケージがつくれるサービスです。全国の複数の印刷・加工会社と協力し、その空き時間を使ってオリジナルパッケージの印刷・加工を行っているので、小ロット発注・コストダウンが叶います。既製サイズの「梱包箱N式」に印刷する場合であれば、最小50ロット~、1箱あたり84円~(300ロットの場合)注文可能です。
梱包箱N式は、両側を組み立てて差し込んで閉じるタイプなので高級感があり、靴の梱包にも向きます。ダンボールの表面にブランド名やロゴなどを印刷することで、ブランド力を高めるオリジナルのダンボール靴箱の製作も可能です。また、表面の素材を白ダンボールや合紙にすることで、上質さを演出できます。

canalでオリジナルパッケージを製作する

https://canal.ink/

配送に向くダンボール靴箱を選んで、大切な靴を守ろう

大切な商品である靴を守るため、ダンボール靴箱を選ぶ際は、種類や耐久性、通気性を意識することが重要です。また、梱包時に用いる緩衝材やビニール材の質にも気を配り適切に使用することも大切です。これらの点を踏まえた上で、canalのようにオリジナル印刷ができるサービスを利用すれば、よりブランド力を高められます。
ダンボール靴箱選びや梱包の注意点をしっかりと押さえ、商品を安全に顧客へ届けましょう。