ネコポスからクロネコゆうパケットへ。サイズや価格、配達日数はどうなる?
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目次
新たな投函サービスを発表
ヤマト運輸と日本郵便は、2023年10月1日(日)から新たな投函サービス「クロネコゆうパケット」を発売することを発表しました。
このような相互のネットワークやリソースの共同活用は、トラックドライバー不足など運送業界の2024年問題への取り組みとして導入されました。
10月1日時点の販売エリアは1道15県で、北海道、青森県、岩手県、宮城県、秋田県、福島県、栃木県、群馬県、新潟県、富山県、石川県、福井県、山梨県、岐阜県、愛知県、三重県。販売エリアは順次拡大予定としています。
今後、段階的に対象地域を拡大し、2024年度末を目途に全国で「クロネコゆうパケット」が利用できるようになっていきます。
また、合わせて「クロネコDM便」についても24年1月31日に終了し、日本郵便が取り扱う「ゆうメール」を活用した新サービス「クロネコゆうメール」を開始することが告知されています。
https://www.yamato-hd.co.jp/news/2023/newsrelease_20230928_1.html
クロネコゆうパケットとは
クロネコゆうパケットは、ヤマト運輸が荷物を預かり、日本郵便に差し出し、日本郵便の配送網を活用して荷物をお届けするサービスです。
書籍・衣類・CDなどの小さな荷物を送ることができます。
https://business.kuronekoyamato.co.jp/service/lineup/kuroneko_yu_packet/index.html
3つの特長
- 郵便受けに投函します。
- 3サイズの単価で全国一律料金です。(1cm、2cm、3cmの厚みに応じた規格)
- 365日年中無休、大量集荷にも対応します。
ネコポスは廃止される?
ポスト投函可能な配送方法として、企業でも個人でも利用されることの多いネコポスですが、クロネコゆうパケットの段階的な拡大に伴い、順次終了されていきます。
具体的なスケジュールは公表されていませんが、現在利用可能な地域も今後クロネコゆうパケットに切り替わるでしょう。
なお、『ヤマト運輸と契約のある個人間取引サイト(フリマアプリやオークション)から発送する個人は、引き続き「ネコポス」を利用できる』とされていますので、メルカリ(らくらくメルカリ便)やヤフオク(おてがる配送)などで利用されている方には影響はないようです。
ネコポス、ゆうパケットと何が違うのか
ヤマト運輸が提供している「ネコポス」、日本郵便が提供している「ゆうパケット」と、今回発表された「クロネコゆうパケット」は一体何が違うのか、比較してみましょう。
(2023/10/18現在) | 料金 | サイズ | 日数 |
---|---|---|---|
ネコポス | 385円*¹ | 縦23㎝×横11.5㎝以上 〜 縦31.2㎝×横22.8㎝×厚さ2.5㎝以内 | 翌日から翌々日 |
ゆうパケット | 250円 310円 360円*² | 縦14㎝×横9㎝以上 〜 3辺合計60㎝(長辺34㎝,厚さ3㎝)以内 | 翌日から翌々日 |
クロネコゆうパケット | 3日~1週間 |
*² 厚さ1㎝,2㎝,3㎝によって異なる
重量は全て1Kg以内、いずれも追跡サービスは利用可能です。
大きな違いは到着までの日数です。ネコポスからクロネコゆうパケットに変わることで、宅急便の配送スピードから普通郵便の配送スピードに変わるイメージですので、余裕を持って発送する必要があります。
https://b-faq.kuronekoyamato.co.jp/app/answers/detail/a_id/7132/~/ネコポスとクロネコゆうパケットの違いは何ですか?
クロネコゆうパケットに適したパッケージ
クロネコゆうパケット専用箱、といった梱包資材は現在用意されていません。
オリジナルでパッケージを作るならどういった形状がよいか、いくつかご紹介していきます。
N式
手前側を組み立てて使う箱です。
使用方法は、折り目に癖をつけてから組み立てるだけとシンプルなので、梱包箱の組み立て作業などが苦手な方でも簡単に扱えます。またフタが一体型になっているのも特徴です。
フタを差し込んで閉じるので、前面に両面テープをつけることで簡単に密閉することができます。
両側を差し込んで閉じるため高級感があるのが特徴で、ギフト用のパッケージにもよく用いられています。
たとう式
ポストにそのまま投函することができる薄い箱です。
ジッパーがついているので簡単に開けることができます。本や雑貨などを配送するのによく使われます。
N式に比べて組み立てやすく、効率的に商品梱包ができます。
また、同サイズの場合はN式よりも展開面積が小さく、必要な紙の量が少ないためよりコストを抑えることができます。
クッション封筒
上記の2つは箱のタイプですがもちろん封筒でも配送が可能です。
クッション封筒は、封筒の内側にエアクッション(プチプチ)がついており、別途緩衝材を用意する必要がありません。
水濡れに強い外側の封筒がビニールのものや、緩衝材まで紙でできたものなどもあります。
※クッション封筒のみ現在canalサイト上でお取り扱いがありませんが、対応は可能ですのでお気軽にお問い合わせください。
canalでクロネコゆうパケットに対応したパッケージを製作しませんか?
canalではこれらのクロネコゆうパケットに対応したパッケージを製作・注文することが可能です。
私たちは環境への配慮と品質に重点を置いたパッケージを提供し、お客様のニーズに合わせたカスタマイズも行っています。
商品を直接顧客に届けるDtoCのモデルは、小口の商品発送が多くなり、従来のモデルに比べて配送運賃を抑えることがより重要になってきます。クロネコゆうパケットのように、ポスト投函可能なパッケージにすることで、配送コストの削減はもちろん、送料が安いことでお客様にも選ばれやすくなります。
クロネコゆうパケットについてさらに詳しく知りたい方は、お気軽にお問い合わせください。