アクセサリーの梱包はオリジナル組箱がおすすめ!貼り箱との違いや組み立て方
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フタと身箱で一組になっているC式の組箱は、一般的なパッケージとしてさまざまな商品に使われています。他の印刷紙器よりも多くの紙面積を必要とするため、コストは高くなりますが、高級感があるのでブランド品や贈答品のパッケージにぴったりです。今回は、組箱と貼箱の違いや組み立て方、組箱の素材やオリジナル感を出すコツを紹介します。
目次
さまざまな商品に使われる組箱
様々な商品のパッケージとして一般的に使われているため、誰でも一度は目にしたことがあるであろうC式の組箱。まずは組箱についての基本情報と、貼箱との違いを紹介します。
C式組箱とは
C式組箱はフタと身箱とを組み合わせて使うパッケージで、贈答品などによく使われています。組箱は特別な形にくり抜きされ、折り筋加工された板紙を組み立てて箱状にするため、一般的には糊を使わずに作られます。
フタと身箱、どちらも側面が折り返されているので頑丈です。いろいろな印刷加工を施すことで、高級感のあるパッケージを作れます。
組箱と貼箱の違い
<貼箱>
生地と呼ばれる厚紙に、貼り紙(クロス)と呼ばれる薄い紙を貼り合わせて仕上げます。簡単な形状は機械でも製作できますが、難しい形状は手作業で作っていきます。強度・耐久性に優れている上に、さまざまなクロスを選べるため見た目を豪華にできるのが特徴です。
<組箱>
一枚の紙を型でくり抜き、折り曲げてから組み立てて仕上げます。使わない時は、平面の状態で保管できるので場所をとらないのが特徴です。貼箱よりも短期間で安く製作できるため、一般的なパッケージとして使われています。
組箱の組み立て方
せっかく選んだ組箱も、しっかり組み立てられなければ印象が悪くなってしまいます。フタと身箱の組み立て方は同じなので、コツを押さえてきれいな組箱を作りましょう。
- 組み立てる前に、折り目にしっかりクセをつけます。
※箱のフチ部分の仕上がりは、この作業が左右すると言われています。 - 内側へ折りこむ部分(長方形なら長い辺)がある方から折り始めます。
- 最初に折った部分を挟みこむようにして残った辺を折ります。
- 角の上になっている折りしろを、下に挟みこむとしっかり止まります。
オリジナル組箱に適したアイテム
組箱にはサイズや仕様などさまざまな種類があります。オリジナル箱に適したアイテムを入れることで、商品の魅力がより一層引き立つはずです。こちらでは、オリジナル組箱に適したアイテムを紹介します。
アクセサリー
丈夫で深さのある組箱なら、アクセサリーを守る綿などを入れられるだけでなく、そのまま保管箱として利用できます。フタを開けるという動作は、アクセサリーのような華やかな印象を与えたいギフトボックスにぴったりです。デザインやカラーを豪華にすることで、オリジナル感のあるボックスになります。
雑貨
小さめサイズの組箱は、軽量の雑貨を入れるのに適しています。フタと身箱の深さを変えたり、底敷きを追加したりすることで、オリジナル感を演出できます。また、フタにブランドのロゴだけを印刷すると、高級感が漂う魅力的な化粧箱になるでしょう。
オリジナル組箱の主な素材
一般的に、組箱は板紙を使って作られますが、それ以外にも多くの種類があります。素材を変えるだけでも、イメージを変えたりオリジナル感を出したりすることが可能です。続いては、オリジナル組箱の主な素材と特徴を紹介します。
板紙(ボール紙)
<コートボール>
一般的なパッケージに使われる板紙で、表面が白、裏面がねずみ色をした厚紙です。白い表面にはコーティングが施されているため、印刷にも適しています。
<コートカード>
コートボールの裏面を白くした厚紙です。同じ白色でも、裏と表では紙質が異なります。使われる古紙の配合率や白さで「A」と「B」に分類されます。
再生紙・ダンボール合紙
<再生紙>
新聞や雑誌などの一般古紙や、牛乳パックや酒パックなどの液体飲料容器古紙を使った紙です。古紙と聞くと、荒いボール紙のイメージが強いかもしれませんが、再生紙は印刷やパッケージに適した高品質な素材です。ナチュラルなイメージのパッケージに向いています。
<ダンボール合紙>
しっかりとした厚みをもたせるため、コートボールなどの印刷された厚紙とダンボールを接着させたものです。複数の素材を貼り合わせるため、通常の厚紙よりもコストや日数はかかります。緩衝材としての役割をもたせたい時や、大きい箱でしっかりとした厚みをもたせたい時におすすめです。
特殊紙
<グレートバガス>
サトウキビの搾汁の際に出るカスを原料に含む厚紙です。温かみのある独特の風合いで、黄色味かかった白色をしています。
<五感紙>
表面にウロコのような凹凸があり、触った時に指先に伝わる感覚が特徴的な素材です。
<ケンラン>
ツルツルとした手触りで、微妙な光沢があり豪華な印象を与えます。
<ハイボーン>
両面カードにアルミ箔を貼り、エンボス加工した素材です。ゴールドやシルバーなど、高級感のある色味が特徴です。
<メタディープM>
裏面が白色のノーコートカードにアルミ箔を貼り合わせた厚紙で、金属の持つ独特の色合いを表現しています。
<エスプリV エンボス>
表面にエンボス加工されている厚紙で、ストライプやアラレ模様などがあります。
組箱でオリジナル感を出すには
さまざまな商品のパッケージとして使われることが多い組箱は、ちょっとした工夫でオリジナル感を高めることもできます。ここからは、組箱にオリジナル感を出すコツを紹介します。
フタと身箱の素材や長さを変える
一般的にはフタと身箱は同じ厚紙を使うことが多いですが、それぞれ違う素材を使うことでイメージや強度は変わります。身箱にダンボールや板紙を使うと、重さのある商品を入れることができます。その他、フタに特殊紙を使うことで、インパクトをもたせたり豪華な印象を与えたりできます。
また、通常の組箱は身箱よりも若干フタが短く作られていますが、さらにフタを浅くすることで印象を変えられます。
フチあり・なしを使い分ける
身箱には、フチのあるタイプとないタイプがあります。身箱にフチをつけることで強度が増し、重厚感や高級感のあるパッケージになります。
仕切りをつける
身箱の中に仕切りを入れることで、商品が動くのを防げます。仕切りにダンボールや板紙を使うことで緩衝材の役割にもなり、瓶や缶など重さのある物や壊れやすい物も入れられます。
底を補強する
通常の身箱は底が1枚ですが、底敷を追加することで補強できます。また、片面印刷の場合、内側の印刷していない裏側が見えてしまいますが、底敷を挿入することで裏面を隠せます。両面印刷よりもコストを抑えてオリジナル感を出すことが可能です。
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canalでオリジナル組箱・貼り箱を作るには
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素材やオリジナル感を追求して理想の組箱を作ろう
一般的なパッケージとして使われることの多い組箱は、丈夫で高級感があるところが魅力です。同じ組箱でも素材を変えるだけで、コストを抑えた付加価値のあるオリジナルの組箱が作れます。魅力的な組箱を作って、商品に高級感を与えましょう。