パッケージの種類とコストを抑えるコツ。安くて早い、おすすめの印刷会社も紹介

これからECサイトを始めようとしている人の中には、パッケージに悩む人も多いようです。本記事ではパッケージの種類や印刷会社にできること、パッケージのコストを抑えるコツ、おすすめの印刷会社などを紹介します。オリジナルパッケージの制作を考えている人はぜひ参考にしてみてください。

パッケージの種類

パッケージにも種類があります。ECサイトを始める人に向けた郵送用のダンボール(段ボール)を始め、フィルムや化粧箱、貼り箱、紙袋などのパッケージについて解説します。

ダンボール

ダンボールとは、ダンボール原紙を多層構造で強靭にした紙製品のこと。荷物の運送に用いられることが多いです。配送用のダンボールにロゴを印刷すると、会社のブランド力が向上するだけでなく、商品を受け取った顧客に安心感と信頼感を与えられます。また、ショップ名を覚えてもらいやすくなるというメリットもあります。

フィルム

フィルムとは、商品に合わせて形を変えられる梱包材のこと。軟包材・軟包装とも呼ばれています。フィルムはお菓子や食品のパッケージを始め、健康食品や医薬品、雑貨など幅広く使われています。
フィルムはOPPやCPP、アルミニウム、ナイロンなど、素材の種類が豊富です。そのため、中に入れる商品に適した素材を選ぶことが大事。商品保護、賞味期限を延ばすための保存、商品の魅力をアピールすることなど、目的に応じたフィルム素材を選ぶと良いでしょう。

紙器

紙器とは、紙製の容器やパッケージのこと。化粧品や香水、雑貨、アクセサリー、お菓子、健康食品のパッケージなどに用いられている、無臭で衛生的なパッケージです。目的や用途に応じた印刷が可能で、加工によって耐水性や耐油性の機能も付加できます。

貼り箱

貼り箱とは、厚いボール紙で作られている頑丈な箱のこと。ギフト用の菓子箱や陶器箱に用いられることが多く、高級感があります。最も一般的な形状は蓋と身とが分かれているもの。箱の深さは調整可能で、外側に色紙を貼り付けて仕上げます。

紙袋

紙袋は紙で作られた袋のこと。アパレルショップなどで、ショップ袋として使われることが多いです。また、不動産などのイベントでカタログを入れる袋として活用されることも。
紙袋にはコート紙、晒クラフト紙、茶色クラフト紙などの素材があり、紙質によって印象が変わります。カタログなど重量のあるものを入れる場合は、強度のある紙質とある程度の厚さが必要です。

パッケージ印刷のコストを抑えるコツ

理想のパッケージを制作しようとすると、思いのほかコストがかかってしまうこともあります。発注する前にパッケージの種類や形状、素材、サイズ、印刷範囲、色数、特殊加工などを見直し、コストを抑えられないか検討しましょう。ここではパッケージの種類ごとにコストを抑えるコツを紹介します。

ダンボールの場合

一般に、最もコストパフォーマンスが良いのは「みかん箱」です。ただし、本や雑貨などの配送には、ポストにそのまま投函できる「ポスト投函箱」の方が結果的にコストを削減できる場合もあります。
「みかん箱」などはサイズが適切かどうかをチェックしてみてください。商品に対して箱が大きすぎる時には、箱を小さくすることでコスト削減につながります。ダンボールでオリジナルパッケージを制作する時は、ロゴなどの印刷面積も意識すると良いでしょう。印刷カラーの色を減らす、あるいは印刷の面積を小さくすることでもコストを削減できます。

紙器の場合

紙器は底の形状を変えるだけでコストダウンが見込めます。紙器の底の主な形状は、キャラメル式、地獄底、ワンタッチ式の3タイプ。3つの中で最もコストを抑えられるのが地獄底です。キャラメル式は地獄底よりも若干展開寸法が大きく、ワンタッチ式は底の部分のノリ貼りが必要なため、地獄底式よりコストが上がります。
また紙器の素材自体を見直すこともコストダウンに有効です。たとえば、比較的安価なコートボール(中身が灰色)で十分なのに、カード紙(中身も白色)を使っている場合などは素材を見直しましょう。

袋の場合

サプリメントや食品などを梱包する袋の場合は、商品の画像まで印刷をすると、その分コストが高くなります。商品名のみ印刷にして、商品写真や画像はシールで制作するとコストを削減できる場合があります。どちらの方がコストを抑えられるのか、比較してみてください。

パッケージ印刷会社を3社ほど見比べる

コストを抑えるには、パッケージ印刷を依頼する会社選びも大事です。パッケージ印刷を行っている会社は多いので、まずはインターネットで検索を。ただしインターネットの検索で、上位に出てくる会社が必ずしも良いとは言い切れません。
気になる会社のホームページをチェックし、3社ほどに絞ってみてください。その後、それぞれの会社に問い合わせをして、見積もりを依頼しましょう。オンラインでサイズなどの内容を入力するだけで、見積もりが完了する印刷会社のサイトもあります。3社ほど見比べて、コストパフォーマンスの良い印刷会社を選んでみてください。

パッケージ印刷会社でできること

パッケージ印刷会社がどのようなことをしてくれるのか知りたい人も多いでしょう。パッケージ印刷会社でできることを紹介します。

パッケージデザインのチェック

印刷会社では、パッケージデザインが印刷可能かどうかチェックをします。パッケージはデザイン、素材、形状、印刷の4つから成り立っています。素材と形状は印刷会社のサイトから選ぶのがおすすめ。
デザインの作成やパッケージの採寸は自分で行いましょう。印刷会社の中には、パッケージのデザイン決めからフォローしてくれるところもあります。印刷会社の既製品のサイズチェックも忘れずに行ってください。

パッケージの印刷

用途、材質、予算に応じて印刷方法を選定し、印刷を依頼します。印刷会社はダンボールやフィルムへの印刷と、オプションで各種表面加工を行います。表面加工をすると美しく仕上がるので、予算がある時はぜひ依頼してみてください。

パッケージの製造と納品

印刷会社ではダンボールや紙器の場合、展開図のデータをもとに木型(木枠に刃物をはめ込んだもの)を作成し、それを使って印刷したパッケージを打ち抜きます。打ち抜きが終わると、平面の紙をのりしろで貼り合わせ、箱の形に仕上げていきます。検品を終えたら納品。作成したパッケージは、注文者のところへ郵送をする印刷会社がほとんどです。

パッケージ印刷は安くて早い「canal」がおすすめ

低コストでパッケージ印刷をできる会社を探している人は「canal」をチェックしてみてください。canalではダンボール、袋、紙器、紙袋、貼り箱のパッケージ印刷を行っています。最後にcanalについて紹介します。

canalとは

canalはオリジナルパッケージ制作を依頼できます。canalでは日本全国の複数の印刷、加工会社と協力し、空き時間を利用してオリジナルパッケージの制作を行っているため、平均20%のコストダウンが可能に。オンライン上で見積もりと注文ができ、最短2週間でオリジナルパッケージの制作ができます。

canalのダンボール

配送用A式ダンボール(みかん箱)100箱~、N式ダンボール50箱~、ポスト投函箱100箱~の小ロットから注文可能です。ただし小ロット注文の場合は、印刷できるカラーが1色のみ。配送箱N式箱や、ポスト投函箱は500箱以上の注文からフルカラー印刷も可能です。またC式のフタ付き箱も取り扱われています。

詳しくはこちらから:https://canal.ink/catalog/cardboard/

canalの袋

canalではテープ付きOPP袋、ジップ付き透明袋、テープ付き不透明袋、ジップ付き前透明アルミ袋、ジップ付き不透明アルミ袋、ジップ付きアルミスタンド袋などのパッケージが取り扱われています。
テープ付きOPP袋、ジップ付き透明袋、ジップ付き前透明アルミ袋は、100袋~注文可能。テープ付き不透明袋は500袋~、ジップ付き不透明アルミ袋とジップ付きアルミスタンド袋は1,000袋~の注文が可能です。
これらの商品以外にもボックスパウチや、サプリメントなどで使われる小分け袋なども取り揃えられています。印刷のカラーは袋や個数によって変わるため、それぞれ確認してみてください。

詳しくはこちらから: https://canal.ink/catalog/flatbag/

canalの紙器

canalの紙器には、化粧品と健康食品の既製品があり、もちろんオリジナルサイズでの制作もできます。ワンタッチ底とキャラメル底、2つのタイプの底を選択可能。フルカラー印刷もできて生地や加工、特殊印刷などのオプションもあります。

詳しくはこちらから: https://canal.ink/catalog/paperbox/folding-carton/

数社の印刷会社を比較して素敵なオリジナルパッケージを作ろう

パッケージにはさまざまな種類があるので、まずは商品の梱包にふさわしいパッケージを選んでください。

ECサイトを運営する人には配送用のダンボールも必要。ぜひ配送用のダンボールにもロゴや会社名を印字してみてください。3社ほどから見積もりをとって、素敵なオリジナルパッケージを制作しましょう。