ペットフードのパッケージはどう選ぶ?袋の種類・素材・必要な表示を解説

ペットフードのパッケージには、商品を保護するだけでなく、湿気や酸素、光などによる品質低下を防ぐ役割があります。フードの種類に合わせて、形状や材質、必要な機能を選ぶことが大切です。

また、犬用・猫用のペットフードを販売する際は、ペットフード安全法などに基づいた表示も必要です。この記事では、ペットフードに適したパッケージや素材、製作時のポイント、表示項目を紹介します。

ペットフードにはどのようなパッケージが向いている?

オリジナルパッケージ印刷のcanal(カナル)の製作実績「The fu-do様のボックスパウチ袋」
The fu-do様(https://fu-do.life/

ペットフードには、スタンド袋、ガゼット袋、平底袋、三方袋、レトルトパウチなどが使用されます。フードの水分量や保存期間、陳列方法に合わせて、形状と機能を選びましょう。

ペットフードのパッケージでは、ブランドの印象だけでなく、犬用・猫用の区別や商品の特徴を分かりやすく伝えることが重要です。

ロゴや商品名、写真、ブランドカラーなどを詰め込みすぎず、最も伝えたい情報が目立つように配置しましょう。対象となるペットの年齢やフードの目的も、購入時に確認しやすい位置へ表示します。

ドライフードには、自立して陳列しやすいスタンド袋平底袋が多く使用されます。容量が多い場合は、側面にマチのあるガゼット袋も適しています。

三方袋は、左右と底をシールしたシンプルな形状で、個包装や少量の商品に向いています。ウェットフードには、密封した状態で加熱殺菌できるレトルトパウチアルミトレーなどが一般的です。

開封後に何度か使用する商品には、ジップ付きの袋を選ぶと保管しやすくなります。

ペットフードは、水分量によってドライ、ソフトドライ・セミモイスト、ウェットなどに分けられます。それぞれ品質を保つために必要な機能が異なります。

ドライフードは水分が10%程度以下であるため、吸湿を防ぐ防湿性が重要です。酸化や香りの低下を抑えたい場合は、ガスバリア性や遮光性も確認します。

ソフトドライ・セミモイストは水分が25~35%程度で、ドライフードよりも密封性やガスバリア性が求められます。ウェットフードは水分が75%程度あり、レトルト殺菌に対応した袋や密封容器が必要です。

ペットフードのパッケージにはどのような素材が使われる?

ペットフードの袋

ペットフードの袋には、アルミ箔、PET、ナイロン、ポリエチレンなどを組み合わせた多層フィルムが多く使用されます。単一の素材だけでなく、必要な機能を持つ素材を貼り合わせて製作するのが一般的です。

アルミ箔とプラスチックフィルムを貼り合わせた素材は、遮光性、防湿性、ガスバリア性に優れています。光や酸素、湿気の影響を抑えやすいため、ドライフード、サプリメント、長期保存を想定した商品などに向いています。ただし、中身が見えないため、商品を見せたい場合は透明窓を付ける方法もあります。

クラフト紙を表面に使用した袋は、ナチュラルで温かみのある印象を与えられます。自然素材や無添加をイメージさせたいブランドと相性のよいパッケージです。

ただし、クラフト紙だけでは湿気や酸素を通しやすいため、ペットフードに使用する場合は、内側にアルミやバリア性のあるフィルムを貼り合わせた仕様が候補になります。

ナイロンは強度や耐突刺性に優れ、ポリエチレンは袋を密封するためのシール層として使用されます。破れにくさが必要な商品や、真空包装、液体を含む商品などに使われます。ただし、必要な防湿性やガスバリア性はフィルム構成によって変わるため、内容物に合わせた設計が必要です。

PETは、強度や耐熱性、印刷適性に優れた素材です。外側の印刷層として使用され、内側のポリエチレンなどと貼り合わせて袋に加工されます。

PETだけで必要な保存性能が決まるわけではありません。商品の保存期間や充填方法に合わせて、アルミや蒸着フィルム、ナイロンなどとの組み合わせを検討します。

ペットフードのパッケージを作るときの注意点とは?

ペットフードのパッケージを作るときの注意点とは?

ペットフードのパッケージを作る際は、保存性能、表示スペース、広告表現の3点を確認することが重要です。見た目だけで仕様を決めず、内容物や販売方法に合う袋を選びましょう。

ペットフードは医薬品ではないため、病気の治療や予防などの効果を断定する表現には注意が必要です。商品の特徴を記載する場合も、実際の成分や根拠と一致しているか確認しましょう。「無添加」「天然」「国産」などの表現も、消費者に誤解を与えない表記が必要です。

パッケージだけでなく、ECサイトや広告、SNSに掲載する説明も含めて確認することが大切です。

袋を製作する際は、フードの種類、内容量、保存期間、充填方法、充填時の温度、希望数量などを製作会社へ伝えます。

開封後に繰り返し使用する場合はジップ、店頭で陳列する場合は自立性、長期保存する場合は防湿性や遮光性などが必要です。量産前に、実際の商品を入れたサンプルでサイズや強度を確認すると安心です。

小ロットでは、規格サイズの袋への印刷や、版を作らないデジタル印刷を利用できる場合があります。canal(カナル)では、アルミ袋やジップ付きスタンド袋など、用途に合わせたパッケージを製作できます。商品の種類、サイズ、内容量、希望数量、納品先を添えてお問い合わせください。

ペットフードのパッケージに必要な表示項目とは?

犬用・猫用の販売用ペットフードには、ペットフード安全法によって「名称」「原材料名」「賞味期限」「事業者名および住所」「原産国名」の表示が義務付けられています。

さらに、公正競争規約では、商品の目的、内容量、与え方、成分などを含む表示事項が定められています。パッケージを製作する前に、必要な情報を整理して表示スペースを確保しましょう。

商品名を表示するとともに、犬用または猫用であることが分かるように記載します。商品名だけでは対象が分からない場合は、「犬用」「猫用」などを併記します。「名称」は単にブランド名や商品名だけを指すのではなく、犬用・猫用の区別が分かる表示が必要です。

参照1:農林水産省 ペットフード安全法 表示チェックシート

https://www.maff.go.jp/j/syouan/tikusui/petfood/pdf/160620_pf_hyoujick.pdf

参照2:農林水産省 ペットフード安全法 表示に関するQ&A

https://www.maff.go.jp/j/syouan/tikusui/petfood/p_qa/hyouji.html

原則として、添加物を含む使用したすべての原材料を日本語で表示します。原材料を個別に記載する方法のほか、肉類や穀類などの分類名でまとめる方法も認められています。表示方法や添加物の扱いには細かな基準があるため、製造元や専門機関へ確認しましょう。

参照1:農林水産省 ペットフード安全法 表示チェックシート

https://www.maff.go.jp/j/syouan/tikusui/petfood/pdf/160620_pf_hyoujick.pdf

参照2:農林水産省 ペットフード安全法 表示に関するQ&A

https://www.maff.go.jp/j/syouan/tikusui/petfood/p_qa/hyouji.html

原産国は、ペットフードの最終的な加工工程を行った国です。原材料を生産した国や、袋詰め・ラベル貼りだけを行った国とは限りません。日本で最終加工を行った商品は、「日本」または「国産」などと表示します。

参照1:農林水産省 ペットフード安全法 表示チェックシート

https://www.maff.go.jp/j/syouan/tikusui/petfood/pdf/160620_pf_hyoujick.pdf

参照2:農林水産省 ペットフード安全法 表示に関するQ&A

https://www.maff.go.jp/j/syouan/tikusui/petfood/p_qa/hyouji.html

表示内容に責任を持つ国内事業者の名称と住所を記載します。あわせて、「製造業者」「輸入業者」「販売業者」など、事業者の種別が分かるように表示します。問い合わせ先として電話番号やウェブサイトを記載する場合もありますが、法律上必要な事業者名と住所の代わりにはなりません。

参照1:農林水産省 ペットフード安全法 表示チェックシート

https://www.maff.go.jp/j/syouan/tikusui/petfood/pdf/160620_pf_hyoujick.pdf

参照2:農林水産省 ペットフード安全法 表示に関するQ&A

https://www.maff.go.jp/j/syouan/tikusui/petfood/p_qa/hyouji.html

賞味期限であることが分かる日本語とともに、年月日または年月を表示します。商品の保存試験などをもとに、適切な期限を設定する必要があります。記号や英語だけでは分かりにくい場合があるため、消費者が確認しやすい表示にしましょう。

参照1:農林水産省 ペットフード安全法 表示チェックシート

https://www.maff.go.jp/j/syouan/tikusui/petfood/pdf/160620_pf_hyoujick.pdf

参照2:農林水産省 ペットフード安全法 表示に関するQ&A

https://www.maff.go.jp/j/syouan/tikusui/petfood/p_qa/hyouji.html

公正競争規約では、たんぱく質、脂質、粗繊維、灰分、水分を重量百分率で表示します。成分によって「以上」「以下」などの表示方法が異なります。分析結果をもとに、規約に合った形式で記載しましょう。

参照:ペットフード公正取引協議会 ペットフードの製造について

https://pffta.org/seizo/seizo1-2.html

商品が「総合栄養食」「間食」「療法食」「その他の目的食」のどれに当たるかを表示します。「総合栄養食」と表示するには、定められた栄養基準を満たす必要があります。単に主食として販売したいという理由だけで表示できるものではありません。

参照:ユニ・チャーム ペットフードのパッケージ表記の見方

https://pet.unicharm.co.jp/web-magazine/pet-000006.html

内容量は、グラムやキログラム、ミリリットルなどの単位を使って正味量を表示します。個包装の商品は、「○袋入り」などの情報を併記すると、購入者が内容を把握しやすくなります。

参照:ユニ・チャーム ペットフードのパッケージ表記の見方

https://pet.unicharm.co.jp/web-magazine/pet-000006.html

ペットの年齢や体重、商品の目的に合わせて、1日に与える量や回数を表示します。文章だけでなく、体重ごとの給与量を表にすると分かりやすくなります。間食の場合は、与えすぎを防ぐための給与限度量も確認しましょう。

参照:一般社団法人ペットフード協会 ペットフードの給与方法

https://petfood.or.jp/knowledge/giving/index.html

ペットフードに合ったパッケージを作るには?

パッケージ印刷canal(カナル)

ペットフードに合ったパッケージを作るには、フードの水分量や保存期間を確認し、必要な防湿性、遮光性、密封性を備えた材質を選ぶことが大切です。

また、表示項目を後から追加するとデザインが崩れることがあります。袋の形状や材質を決める段階から、法令や規約に基づく表示スペースも確保しましょう。

canal(カナル)では、ジップ付きアルミスタンド袋をはじめ、ペットフードに使用できるパッケージをご提案しています。内容物、内容量、希望数量、保存条件、納品先を添えてご相談ください。

お急ぎの方は:03-4530-3353
(平日:10:00~19:00)


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