
アルミ箔とアルミ蒸着の違いとは?
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アルミ箔とアルミ蒸着は、食品、サプリメント、化粧品などのパッケージで広く使用されている素材です。どちらも酸素や湿気、光から内容物を保護する役割がありますが、構造や性能には違いがあります。
見た目はどちらも銀色で似ていますが、求められる保存性能やコスト、用途によって使い分けられています。
ここではアルミ箔とアルミ蒸着の違いや特徴について解説します。
Table of Contents
アルミ箔とアルミ蒸着の違いとは?
アルミ箔とアルミ蒸着は、プロテインやサプリメント、食品、化粧品など幅広い包装で使用されています。どちらも包装材料のバリア性を高めるために使用される加工ですが、構造そのものが異なります。
アルミ箔とは

食品包装や医薬品包装など、高い保存性能が求められる製品に広く使用されています。
一般的なプロテインパッケージでは、PET/AL/LLDPEのような構成で使用されることが多く、中央の「AL」がアルミ箔です。
アルミ箔は酸素・水蒸気・光をほぼ完全に遮断できるため、非常に高いバリア性能を持っています。
アルミ蒸着とは

参考:https://connect.nissha.com/nii/vacuum_deposition/
アルミ蒸着は、フィルム表面にアルミニウムを真空蒸着によって薄くコーティングした素材です。代表的な素材としてVMPET(蒸着PET)が挙げられます。
構成例としては、PET/VMPET/PEなどがあります。
見た目はアルミ箔に近い銀色ですが、アルミ層は非常に薄く、アルミ箔とは構造が異なります。
アルミ箔ほどではないものの、酸素や湿気、光に対するバリア性能を持っているため、さまざまな包装用途で使用されています。
アルミ箔とアルミ蒸着の性能比較
見た目は似ていますが、包装材としての性能には違いがあります。
バリア性能はアルミ箔が優れる

酸素や湿気、光を遮断する性能は一般的にアルミ箔の方が高くなります。長期間の品質保持が求められる食品やサプリメント、医薬品などでは、アルミ箔が採用されるケースが多くあります。
ピンホールのリスク
アルミ箔は折れや衝撃によって微細なピンホールが発生する可能性があります。一方、アルミ蒸着はフィルムベースのため折り曲げによる影響を受けにくい傾向があります。また、アルミ箔のピンホール対策として、NY(ナイロン)やPETをラミネートする方法もあります。
アルミ蒸着でも十分なケースは多い
アルミ蒸着はアルミ箔ほどのバリア性能はありませんが、多くの食品包装で十分な性能を発揮します。内容物の特性や賞味期限によっては、アルミ蒸着が採用されるケースも数多くあります。
印刷やデザイン表現にも違いがある

アルミ箔とアルミ蒸着はバリア性能のために使用される素材ですが、パッケージの見た目や質感にも影響を与えます。
素材構成によって仕上がりの印象が変わる
一般的なパッケージでは、アルミ箔やアルミ蒸着そのものではなく、外側のPETフィルムなどに印刷を行います。そのため印刷方法に大きな違いはありませんが、アルミ箔とアルミ蒸着では素材自体の質感が異なるため、仕上がりの印象に違いが生まれます。
アルミ箔はツヤ面と消し面を活かした表現ができる
アルミ箔には製造工程上、ツヤ面(光沢面)と消し面(マット面)が存在します。光沢感を活かして高級感や存在感を演出したい場合はツヤ面、落ち着いた印象や上質感を表現したい場合は消し面が選ばれることがあります。商品コンセプトやブランドイメージに合わせて使い分けられる点も、アルミ箔の特徴のひとつです。
アルミ蒸着も金属感のある外観が特徴です。アルミ箔のようにツヤ面と消し面があるわけではなく、両面がツヤ面のような均一な質感となるため、安定した金属感を表現しやすい素材です。
どちらも高級感のある仕上がりを実現できますが、表現したいブランドイメージやデザインコンセプトに応じて使い分けることが重要です。
アルミ箔とアルミ蒸着はどちらを選ぶべき?

アルミ箔とアルミ蒸着のどちらが優れているというわけではなく、内容物や求める性能によって適した素材は異なります。高いバリア性能や長期間の品質保持を重視する場合はアルミ箔が適しています。
一方で、コストと性能のバランスを重視する場合にはアルミ蒸着が選ばれることもあります。
食品、サプリメント、化粧品、プロテインなど、内容物や流通環境に応じて最適な素材を選定することが重要です。

まとめ
アルミ箔とアルミ蒸着は、どちらも包装材のバリア性能を高めるために使用される素材ですが、構造や特性には違いがあります。
アルミ箔は酸素・湿気・光を高いレベルで遮断できるため、品質保持を重視する製品に適しています。一方、アルミ蒸着はコストと性能のバランスに優れ、多くの食品やサプリメント、化粧品のパッケージで採用されています。
どちらが優れているというわけではなく、内容物の特性や賞味期限、流通環境、コストなどを踏まえて適切な素材を選ぶことが重要です。
パッケージ製作を検討する際は、それぞれの特徴を理解したうえで、商品に合った素材構成を選定しましょう。
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福岡パッケージ株式会社 canal事業部 / マーケター
佐藤稜真(Ryoma Sato)
福岡パッケージ株式会社にて、複数チャネルの運用を担当。SNSマーケティングや人材業界で培った知識をもとに、専門的な内容もユーザーにわかりやすく伝えることを大切にしながらコンテンツを制作している。

