
非常食・保存食のパッケージはどう作る?袋の形状・材質・価格の目安を解説
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非常食・保存食のパッケージは、内容物や保存条件に必要な性能を確認したうえで、平袋やスタンドパウチなどから形状を選ぶことが重要です。
長期保存を想定する場合も、袋の材質だけで保存期間が決まるわけではありません。食品の種類や製造・殺菌方法、保存条件、販売方法まで含めて、商品に合ったパッケージを設計しましょう。
非常食のパッケージにはどんな袋が使われる?

非常食や保存食では、平袋やスタンドパウチなどの軟包装が選択肢になります。
ただし、同じ非常食でも、乾燥米飯、レトルト食品、おかずなどでは必要な包装性能が異なります。袋の形だけでなく、内容物、保存方法、想定する賞味期限、調理方法、店頭での陳列方法などを整理して仕様を決めることが大切です。
非常食の袋はマチあり・マチなしをどう選ぶ?
主な選択肢は、マチのない「平袋」と、底部にマチを設けた「スタンドパウチ」です。内容量や中身を入れたときの厚み、棚置き・吊り下げといった陳列方法から選びましょう。
平袋(マチなし)

平袋は、底部にマチを設けないシンプルな形状です。比較的薄く仕上げやすく、複数の商品をまとめて保管するときにもかさばりにくい特徴があります。
上部に穴を設ければ吊り下げ陳列に対応できる仕様もあります。少量専用というわけではないため、内容量だけでなく、中身を入れたときの厚みを確認して袋サイズを決めることが重要です。
▶︎価格の目安
【幅100mm 高さ125mm ジップ上35mm、両面印刷、色1色】の場合
| 注文数 | 価格(税抜) | 1枚あたりの価格 |
| 500 | 126,800円 | 253.6円 |
| 1,000 | 142,700円 | 142.7円 |
| 2,000 | 176,000円 | 88円 |
| 3,000 | 213,900円 | 71.3円 |
| 4,000 | 246,000円 | 61.5円 |
| 5,000 | 282,500円 | 56.5円 |
| 6,000 | 319,200円 | 53.2円 |
| 7,000 | 361,200円 | 51.6円 |
| 8,000 | 399,200円 | 49.9円 |
| 9,000 | 441,900円 | 49.1円 |
| 10,000 | 481,000円 | 48.1円 |
スタンドパウチ(底マチあり)

スタンドパウチは、袋の底部にマチを設けた形状です。内容物を充填すると底が広がるため、自立させやすく、棚に置いたときにパッケージ正面を見せやすくなります。
袋の幅と高さだけでなく、底マチの寸法によっても容量や自立したときの形が変わります。実際に入れる食品の量や厚みを確認しながらサイズを設計しましょう。
▶︎価格の目安
【幅100mm 奥行き56mm 高さ125mm ジップ上35mm、両面印刷、色1色】の場合
| 注文数 | 価格(税抜) | 1枚あたりの価格 |
| 500 | 126,800円 | 253.6円 |
| 1,000 | 142,700円 | 142.7円 |
| 2,000 | 176,000円 | 88円 |
| 3,000 | 213,900円 | 71.3円 |
| 4,000 | 246,000円 | 61.5円 |
| 5,000 | 282,500円 | 56.5円 |
| 6,000 | 319,200円 | 53.2円 |
| 7,000 | 361,200円 | 51.6円 |
| 8,000 | 406,400円 | 50.8円 |
| 9,000 | 449,100円 | 49.9円 |
| 10,000 | 481,000円 | 48.1円 |
吊り下げ穴は付けた方がいい?

吊り下げ穴は必須ではなく、商品をどのように陳列するかで判断します。
フックに掛けて販売する場合は候補になりますが、棚置きが中心なら設ける必要はありません。防災用品売り場などで複数の商品を並べる場合は、棚置きと吊り下げの両方を想定する方法もあります。
穴を設ける場合は、位置だけでなく、商品の重量、袋上部の余白や強度、密封する位置との関係も確認します。実際に使用する什器が決まっている場合は、サンプルを掛けて見え方まで確認すると判断しやすくなります。
非常食の袋にチャックは必要?

一度の開封で食べ切る非常食であれば、チャックは必須ではありません。
一方、複数回に分けて使用する食品や、開封後に一時的に袋を閉じておきたい商品では、チャック付きの袋が候補になります。
ただし、チャックは開封後の使いやすさを高めるための仕様であり、チャックを付けるだけで未開封時の長期保存性能が決まるわけではありません。保存性は袋全体の材質や密封状態などを含めて考える必要があります。
非常食のパッケージで重要な「保存性」とは?
非常食では、袋の形だけでなく、食品を酸素・水蒸気・光などの影響からどの程度守る必要があるかを確認します。必要な性能は内容物や製造方法、保存条件によって異なります。
酸素・水蒸気から食品を守る
食品によっては、外部から入る酸素や水蒸気が品質変化の要因になります。そのため、内容物に応じて酸素や水蒸気を通しにくいフィルムを組み合わせます。
ただし、必要な性能は乾燥食品、米飯、レトルト食品などで同じではありません。「非常食だから高いバリア性能が必要」と一律に決めず、食品の性質と想定する保存条件から必要性能を設定することが重要です。
光を遮る必要がある商品もある
光による品質への影響を抑えたい場合は、アルミ箔(AL)やアルミ蒸着PET(VMPET)などを含む不透明な構成が候補になります。
アルミ蒸着PETは、PETフィルムの表面に薄いアルミニウム層を形成したフィルムで、酸素・水蒸気バリア性や遮光性を持つ製品があります。一方、アルミ箔は防湿性・遮光性などに優れ、非常用食品を含む食品包装にも使用されています。両者は構造や性能が異なるため、同じ「銀色の袋」として判断せず、必要な性能値を確認して選びます。
袋の密封性も確認する
保存性能を考えるときは、フィルムそのものだけでなく、袋をきちんと密封できることも重要です。
軟包装では、袋の内面に熱で接着できるフィルムを使用し、袋の端を密封する方法が一般的です。材質が適切でも、密封部分に不具合があれば内容物を十分に保護できません。充填方法や加熱殺菌の有無なども確認し、それらに対応した袋を設計します。
非常食のパッケージにはどんな材質が使われる?
軟包装では、1種類のフィルムだけではなく、強度・バリア性・密封性など異なる役割を持つ素材を組み合わせることがあります。代表的な素材と特徴を整理すると、以下のようになります。
| 素材 | 主な役割・特徴 |
| PET | 機械的強度や寸法安定性、耐熱性、加工適性などを持ち、包装用フィルムとして使用される |
| NY | 強靭性があり、耐衝撃性や耐ピンホール性が求められる包装で使用される |
| PE | 袋の内面などに使用され、熱を加えて袋を密封する役割を持たせる場合がある |
| VMPET | PETフィルムにアルミニウムを蒸着したフィルム。酸素・水蒸気バリア性や遮光性を持つ製品がある |
| AL | 防湿性や遮光性などに優れ、食品包装にも使用される |
PETは機械的強度や寸法安定性など、ナイロンは耐衝撃性・耐ピンホール性などに特徴があります。VMPETやALはバリア性・遮光性を持たせたい場合の候補になります。
ただし、同じ素材名でも製品や厚み、組み合わせによって性能は変わります。「非常食ならPET/AL/PE」と固定するのではなく、内容物や製造条件に合わせて構成を決めることが重要です。
長期保存できる期間は袋の材質だけでは決まらない
「アルミ袋なら5年保存できる」といったように、包材だけから商品の賞味期限を決めることはできません。
消費者庁の「食品期限表示の設定のためのガイドライン」では、食品の特性に応じて、理化学試験、微生物試験、官能検査などの客観的な項目・指標を用い、科学的・合理的に期限を設定する考え方が示されています。
実際の商品では、食品そのものの性質、水分量、製造・殺菌方法、充填方法、包装仕様、密封状態、保存温度など複数の条件が品質に関係します。
そのため、長期保存を想定した商品では、希望する賞味期限を先に整理し、それに必要な包装性能を食品メーカー・充填工場・包材メーカーなどと確認したうえで、実際の商品による品質確認を行うことが重要です。
非常食の食品表示で確認したいこと
非常食だから一律に特別な食品表示が必要になるわけではありません。一般用加工食品では、食品表示基準に基づき、名称、原材料名、添加物、内容量、賞味期限または消費期限、保存方法など、商品に応じた表示事項を確認する必要があります。容器包装に入れられた一般用加工食品では、原則として栄養成分表示も必要ですが、一部に省略できる場合があります。
アレルゲン表示も最新制度の確認が必要です。2026年4月1日にはカシューナッツが義務表示の対象となる「特定原材料」に追加され、現在は、えび・かに・くるみ・小麦・そば・卵・乳・落花生・カシューナッツの9品目が特定原材料です。カシューナッツの改正には2028年3月31日まで経過措置が設けられています。また、ピスタチオも「特定原材料に準ずるもの」に追加されています。
商品によって必要な表示は異なるため、デザイン確定前に最新の食品表示基準と商品の該当項目を確認しましょう。件なども事前に確認しておくとスムーズです。
非常食のパッケージを製作するならcanal(カナル)

非常食・保存食のパッケージは、内容物や保存条件に必要な性能を確保したうえで、袋の形状や材質、追加仕様を決めることが重要です。
canalでは、全国・海外の生産工場と連携し、ご希望の価格やロット、仕上がりに合わせたオリジナルパッケージをご提案しています。
「平袋とスタンドパウチのどちらがよいか分からない」
「長期保存を想定しているが材質が決まっていない」
といった段階でも大丈夫です。
「こんなものを作りたい」というイメージからでも、ぜひお気軽にご相談ください。
お急ぎの方は:03-4530-3353
(平日:10:00~19:00)


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