
梱包作業が5倍速に?A式と底ワンタッチ式の組み立て時間を比べてみた!
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EC発送や店舗配送で欠かせない「ダンボール」。
形状はあくまでデザイン性の違い、と思われがちですが、
特に底の形状によっては、梱包の手間や作業スピードが大きく変わることをご存じでしょうか?
今回は、最も一般的なA式(みかん箱タイプ)と、
ワンタッチで底が組み上がる底ワンタッチ式の違いを、
実際に組み立てて比較しながらご紹介していきます。
「商品の梱包作業をもっと楽にしたい」
「出荷量が増えてきたので作業時間を短縮したい」
そんな方はぜひ参考にしてください!
Table of Contents
A式と底ワンタッチ式は何が違う?
A式(みかん箱タイプ)の特徴

- コストが安く、どのサイズでも手に入りやすい
- 強度が高く、重い商品にも向いている
- 底面は折る → テープ貼りの工程が必要
A式は最もポピュラーなダンボール箱で、
上下のフラップ(四枚の羽)を折り込んでテープで固定するタイプです。
底ワンタッチ式ダンボールの特徴

- 箱を開くと底が自動でロックされる
- ガムテープを底面に貼る必要がない
- 誰が梱包しても安定したスピードで組み立てられる
- 多少高価だが、梱包時間の削減効果が非常に大きい
底ワンタッチ式は、その名の通り箱を広げるだけで底が自動的に組み上がるダンボールです。
ECでの配送箱に特に人気で、発送個数が多い場合はトータルコストの削減につながるケースが多いです。
A式と底ワンタッチ式の違いを比較
| 項目 | A式 | 底ワンタッチ式 |
|---|---|---|
| 底の組み立て | ×フタを折り、テープで固定 | ◎広げるだけで自動で組み上がる |
| 組み立てスピード | ×やや時間がかかる | ◎圧倒的に速い |
| 強度 | ×底面はテープ依存 | ◎自動ロックで安定、テープ不要 |
| コスト | ◎安い | ×A式より高め |
| 向いている用途 | 重量物、低コスト重視 | EC発送、作業効率化、出荷量が多い時 |
実際に組み立ててみよう!
今回は、実際にA式と底ワンタッチ式を組み立て、
どれくらい作業時間に差が出るのかを検証してみました。
A式の場合

- 組み立て時間の目安:約10〜15秒
- 作業工程:底を折る → テープを貼る
- 作業者によってスピードのバラつきが大きい
底ワンタッチ式の場合

- 組み立て時間の目安:約2〜3秒
- 作業工程:箱を広げる → 完了
- 誰がやっても同じスピード
実際に比べて分かったこと

- スピード差は最大5倍以上
- テープ貼りが不要なため手が疲れにくい
- 大量出荷の現場では、1日あたりの作業時間に大きな差が出る
- 組み立てミス(底がずれて商品が落下するなど)がほぼゼロに
特にEC発送で毎日数十個〜数百個の出荷がある方には、
底ワンタッチ式のメリットが非常に大きいと感じました。
納期とコスト感について

A式
- 納期:短い(数日〜1週間程度)
- コスト:安い
- 追加でテープ代がかかる
- オリジナル印刷も対応しやすい
底ワンタッチ式
- 納期:A式よりやや長い(1〜2週間程度が目安)
- コスト:A式の1.2〜1.5倍程度
- 初回購入時は型代が必要
- A式と違いテープ代は不要
- 作業時間の削減分で十分ペイできる場合が多い
A式より底ワンタッチ式の方がややコストがかかりますが、
梱包作業の時間が短くなることで、結果的に人件費削減 ➝ トータルコストダウンにつながることも。
製品単価だけの比較ではなく、運用コストとのバランスも考慮してご検討ください!
A式と底ワンタッチ式の選び方

A式と底ワンタッチ式は、それぞれ強みが異なるため、用途に合わせて選ぶのがポイントです。
A式が向いている人
- コストを最優先したい方
- 重量物を発送するケースが多い方(テープ固定で底が強い)
- 箱の種類やサイズを柔軟に選びたい方
- 小ロットでとりあえず安く使いたい方
底ワンタッチ式が向いている人
- EC発送が多く、1日100箱以上梱包する方
- 作業効率を上げたい方(テープ貼りが不要なため圧倒的にスピーディー)
- アルバイト・パートの方でも安定した品質で梱包したい方
- 底抜けなどの梱包ミスを防ぎたい方
- 出荷数が増えてきて、人件費や作業負担を抑えたい方
「多少単価が高くても、作業スピード × 人件費の削減で十分メリットが出る」
そんな場面で特に効果を発揮します。
特にEC発送の現場においては、底ワンタッチ式に切り替えるだけで、
日々の作業時間が大幅に短縮され、結果的にトータルコストが下がるケースが多く見られます!
迷った時は、「出荷数が多いなら底ワンタッチ式、コスト優先ならA式」
という考え方で選ぶと失敗しません。
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