フェイスパックのオリジナルパッケージはどう作る?個包装の袋・複数入りの箱を解説

フェイスパックのパッケージには、1枚ずつ入れる個包装の袋、複数枚をまとめる袋、個包装を複数入れる化粧箱などがあります。どれを選ぶかは、内容物だけでなく販売方法や入数によっても変わります。本記事では、オリジナルのフェイスパックを製作するときのパッケージの選び方を解説します。

フェイスパックのパッケージにはどんな種類がある?

フェイスパックのパッケージは、販売方法と入数から考えると選びやすくなります。1枚ずつ販売するなら個包装の袋、個包装をまとめて販売するなら外箱を組み合わせるなど、商品設計に合わせて構成を決めましょう。

販売方法パッケージの例
1枚ずつ販売個包装の軟包装
複数枚を1袋で販売複数枚対応の袋
個包装をまとめて販売個包装+化粧箱
複数種類をセット販売個包装+セットボックス
ギフトとして販売個包装+化粧箱・貼り箱など

同じフェイスパックでも、単品販売とセット販売では必要なパッケージが異なります。最初に「何枚を、どのような状態で販売するか」を整理しておくことが重要です。

1枚ずつ販売するフェイスパックにはどんな袋が適している?

1枚ずつ販売する場合は、シートと美容液などの内容物を直接入れられる軟包装が基本的な選択肢です。ただし、必要な材質やバリア性能は内容物や保存条件によって異なるため、充填を行うOEMメーカーなどと確認しながら決めます。

フェイスパックの袋は、単一のフィルムだけでなく、複数のフィルムを貼り合わせた「ラミネートフィルム」が選択肢になります。フィルムごとの特性を組み合わせ、印刷適性や内容物保護、袋としての密封性など、必要な性能を持たせるためです。

ただし、「フェイスパックならこの材質構成」と一律には決められません。内容物との適性や保存条件、充填方法を確認したうえで材質構成を決定することが重要です。

バリア性とは、酸素や水蒸気などをパッケージ内部へ通しにくくする性能です。包装用のバリアフィルムには、酸素や水蒸気などの透過を抑えるものがあり、アルミ蒸着フィルムにはバリア性に加えて遮光性を持つ製品もあります。

ただし、必要な性能は内容物によって変わります。光への配慮が必要なのか、どの程度の酸素・水蒸気バリア性能が必要なのかを確認し、必要以上でも不足でもない材質を選ぶことがポイントです。

液体を含むフェイスパックでは、フィルムの材質だけでなく、袋のシール部分や充填条件を含めて仕様を検討します。内容物との適性、充填量、袋寸法、シール条件などを確認し、実際に製造・充填できる仕様にする必要があります。

特にOEMメーカーや充填会社を利用する場合は、使用可能な包材の材質や寸法、納品状態などに指定がないか、パッケージ発注前に確認しておくとスムーズです。

1枚入りのシートマスクでは、平たい形状の商品に合わせて平袋を検討できます。袋の端に「ノッチ」と呼ばれる切り込みを設ければ、開封位置を分かりやすくし、手で開けやすい仕様にできます。

袋の幅・高さは、折りたたんだシートの寸法だけで決めず、内容量や充填方法、シール部分に必要なスペースまで考慮して設計しましょう。

フェイスパックのオリジナル袋では、ブランドロゴや商品名、種類ごとのカラーなどを印刷できます。製造数量やデザイン、使用する包材などによって適した印刷方法が変わるため、仕様とロットを合わせて検討します。

複数種類を展開する場合は、共通したブランドデザインを持たせながら、色や商品名で種類を判別できる設計にするとシリーズとしてまとめやすくなります。

複数枚を1つの袋に入れる場合はどう設計する?

個包装せず複数枚をまとめて封入する商品では、内容量に合わせた袋寸法と、開封後の使い勝手まで考える必要があります。1枚入りと同じ感覚で袋を決めるのではなく、複数枚を収めた状態で仕様を検討しましょう。

商品によっては、開封後も保管できるようリクローズ性を持たせるなど、販売後の使用方法も袋設計に影響します。内容物との適性や必要な保存性能については、OEMメーカーや充填会社と確認したうえで仕様を決めます。

個包装したフェイスパックをまとめる箱はどう作る?

個包装を5枚、10枚など複数まとめて販売する場合は、個包装+化粧箱という構成が選択肢になります。箱は個包装の実寸と入数を基準に、収納方向や取り出しやすさまで考えて設計します。

まず決めたいのが「個包装のサイズ」と「何枚入れるか」です。そのうえで、袋を平積みにするのか、立てて並べるのかなど収納方向を決め、実際に重ねたときの厚みを確認して箱寸法を設計します。

袋は内容物を入れることで厚みが変化する場合があります。袋の図面寸法だけではなく、充填後の実物を基準に設計すると、箱とのサイズ差を確認しやすくなります。

個包装と箱の間に大きな隙間があると、箱の中で商品が動きやすくなります。そのため、まずは収納物に合わせて箱の内寸を調整することが基本です。

商品の配置を固定したい場合などは、必要に応じて仕切りや台紙を設ける方法もあります。ただし、すべてのフェイスパック用の箱に必要なわけではありません。商品のサイズ、重量、入数、見せ方などから必要性を判断します。

一般的な店頭商品では、印刷した板紙を組み立てる化粧箱が選択肢になります。比較的軽量で、商品説明やブランドデザインを箱全体に表現しやすいことが特徴です。

一方、輸送時の保護を重視するなら段ボール、高級感のあるギフト商品なら厚紙を芯材にした貼り箱なども候補になります。「店頭で見せる箱」「配送する箱」「ギフトとして渡す箱」のどれを重視するかで選びましょう。

化粧箱には商品名やブランドカラー、商品説明などを印刷でき、必要に応じてマットPP、グロスPP、箔押しなどの表面加工・加飾を組み合わせることもできます。

特にギフト向けでは、個包装だけでは表現しにくいブランドの世界観を外箱で伝えられます。一方、加工を増やすほど製造条件やコストにも影響するため、販売価格とのバランスを考えて選ぶことが大切です。

店頭販売とEC販売では箱の考え方がどう変わる?

店頭では商品の見え方や陳列性、ECでは配送まで含めたパッケージ構成を考えることが重要です。同じフェイスパックでも、どこで販売するかによって外箱に求める役割が変わります。

店頭では正面から商品名や種類が認識しやすいデザインや、棚に収まりやすい寸法などがポイントになります。ECでは化粧箱だけで配送するのか、別途配送箱に入れるのかを決め、配送時の保護まで含めて設計しましょう。

複数種類のフェイスパックはセットボックスにできる?

香りや配合成分、シリーズの異なるフェイスパックをまとめるなら、セットボックスとして設計する方法があります。単に複数枚を収納するだけでなく、開封したときの見え方までパッケージの一部として考えられます。

種類の異なる個包装を並べる場合は、箱を開けたときにそれぞれの違いが分かる配置を考えます。個包装のカラーやデザインを見せながら並べれば、シリーズ全体を一度に見せることもできます。

種類ごとに位置を固定したい場合は、仕切りや台紙を使う方法もあります。商品をどの順番で見せたいかまで決めてから箱を設計すると、収納とデザインを両立しやすくなります。

ギフト商品では、外側のデザインだけでなく、箱を開けた瞬間の見え方も重要です。個包装が整然と並ぶ配置や、シリーズカラーが見える構成など、開封時の印象まで設計できます。

化粧箱だけでなく貼り箱なども候補になるため、販売価格やブランドの位置づけ、必要な強度を考えながら仕様を選びましょう。

フェイスパックのパッケージを発注する前に何を決める?

見積もりを依頼する前に、内容物・袋・箱・数量について分かる範囲で整理しておくと、具体的な仕様を検討しやすくなります。すべてを確定させる必要はありませんが、少なくとも販売方法と入数は決めておくのがおすすめです。

材質構成など専門的な部分が分からない場合は、内容物や充填条件をパッケージ会社へ共有し、OEMメーカー・充填会社の条件も確認しながら仕様を詰めていく方法があります。

フェイスパックの表示は袋と箱のどちらに入れる?

化粧品に該当するフェイスパックでは、デザインを確定する前に必要な表示内容と表示場所を確認しておく必要があります。薬機法では、化粧品の直接の容器または直接の被包について、製造販売業者の氏名・住所、名称、製造番号または製造記号などの記載事項が定められています。

また、一部の記載事項には外部の容器・被包などへの表示が認められる特例があります。商品仕様によって判断が異なるため、パッケージ会社だけで判断せず、製造販売業者やOEMメーカーなどと表示内容を確認してから印刷データを確定しましょう。

まとめ

フェイスパックのオリジナルパッケージは、「何枚を、どのような状態で、どこで販売するか」から考えることがポイントです。

1枚ずつ販売するなら個包装の軟包装、複数枚をまとめるなら複数枚対応の袋、個包装をまとめて販売するなら化粧箱、複数種類のギフトならセットボックスなど、商品設計によって適した構成は変わります。

また、内容物を直接入れる袋では、デザインだけでなく内容物との適性やバリア性、密封性、充填条件などの確認も欠かせません。

canalでは、フェイスパック・シートマスクの個包装袋から、複数枚をまとめる化粧箱、セットボックスまで、商品に合わせたオリジナルパッケージをご相談いただけます。仕様が完全に決まっていない段階でも、販売方法や入数などからパッケージを検討できます。

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