canalでドリンク・サプリメント用のパッケージをご利用いただいているD2Cウェルネスブランド「mellow」様に、ウェルネスについての考えや、デザイン・パッケージに込められた想いについてCOOの細野様にインタビューさせていただきました。
目次
「たっぷりと休める喜び」を届けて「ウェルネス」を実現していきたい
ー「mellow」とブランドミッションについての紹介をお願いします。
mellowは、株式会社Linkshipが2020年6月にリリースしたD2Cウェルネスブランドです。現在は日本初のCBD炭酸飲料と、CBDやGABAの入ったサプリメントという2つのプロダクトを国内で企画・製造しています。
ブランドミッションは、それぞれの道でご活躍されている皆さまに「たっぷりと休める喜び」をお届けするというものです。ある調査によると、東京は世界一燃え尽き症候群が多い都市とのことです。仕事に熱中しすぎて、心身ともに疲弊した結果、好きだったもの、大切だったものに手がつかなくなったり、メンタルヘルスに支障をきたしたり。弊社代表の韮澤も、mellowを始める数年前に、多忙な業務の影響で体を壊してしまったという経験をしています。
日本は、文化的にも経済的にも豊かな国であるにもかかわらず、こういった悩みを抱えて生きている人が多いことに私たちはブランドとして問題意識を持っています。mellowというブランドを通じて、少しでも頑張る皆様のお手伝いができれば嬉しいです。
ー「ウェルネス」という言葉をブランドの中で挙げられていますが、日本人にはまだあまり馴染みのない言葉ではないかと思います。どのように捉えていますか。
私たちの定義を簡潔にお伝えすると、「仕事やSNSで多忙になりがちな現代社会の中で、社会から離れる喜びを大切にし、心身ともに健康に過ごす」というものです。テクノロジーの発展により、生活が便利になっている反面、仕事やSNSから離れる機会が失われています。
この仕事漬け、SNS漬けという状態は、心身の健康状態に悪影響を及ぼすことが多いです。たまには社会から離れゆっくりと休む時間をとることが、明日頑張る活力へとつながると考えています。
CBDだからこそ長期的に持続できる頑張り方をサポートできる
ーなぜ、エナジードリンクではなく、「第三の選択肢」としてCBD飲料とCBDサプリメントに着目したのですか。
代表も私もエナジードリンクが好きで、以前は毎日のように飲んでいました。「今日は徹夜してでも終わらせるぞ」と、自分の身体にムチを打ち、心身をすり減らしてでも成果を上げるために飲んでいらっしゃる方は他にも多いと思います。このような頑張り方は、長期的に続けるのは難しいです。
一方でCBDは、睡眠やリラックス習慣によって心と身体を休め、持続可能かつ効率の良い方法でエネルギーを充電することが可能です。「頑張る人を応援する」という意味では、エナジードリンクもmellowも似ていますが、長期的に持続できる頑張り方をサポートできるのはCBDであると考えています。
このCBDですが、欧米では一般的な成分になってきました。特にアメリカでは6、7割の人が認知しているとの統計があり、カフェインやアルコールに次ぐ成分になりつつあります。アスリートからクリエイターまで、健康や集中力を高めるために幅広い職業の方々、そして幅広い年齢層の方々に使われています。燃え尽き症候群が多い都市と言われている東京、そして日本の人々にとって、CBDは非常に相性の良い成分ではないかと感じています。
ー第三の選択肢として、CBDをどう魅せるようこだわっていますか。
ブランドの世界観とメッセージには常にこだわっています。ゆったりとした音楽を聴いているときのような世界観をmellowで体験していただきたいことから、商品パッケージやウェブサイトには、主にレコード・カセットのモチーフを使用しています。高音質の音楽を聴ける現代において、あえて少し雑音の入ったレコードやカセットを聴いて落ち着くというようなイメージです。また、CBDをクリーンな成分として広めたいという思いから、明るく優しさのある言葉選びにもこだわっています。
canalさんならどのような形であれ希望を実現していただけると信頼できた
ー今回のパッケージリニューアルはどのような背景や想いのもと、実現されたのでしょうか。
お客様目線を意識したリニューアルでした。mellowユーザーとは、メールや公式LINEなどを通じて、話す機会を多く作るようにしています。その中で、「毎月箱と瓶が届くのがストレスになっている」というご意見を多く頂いておりました。段ボールも瓶も可燃ごみとして簡単に捨てられるわけではなく、捨てるのに手間がかかります。
また、箱で届くとポストでの受け取りができず、宅配ボックスのない、忙しい方だと受け取れるタイミングがなかなかありません。そこで捨てやすくポスト投函ができる簡易包装・詰め替えへの切り替えに踏み切りました。
ー初期からcanalをご利用いただいておりますが、やりとりをしていてどのように感じているか、教えてください。
いつも非常に助かっています!ブランド初期の頃、色も形状も特注の梱包箱を小ロットで製造してくださる工場を探していました。しかし、当初希望していた内容だと、機械や仕入れの都合上単価がかなり高価になってしまうという話を伺い、困っていました。半ば絶望的な気持ちを抱えていた時に、canalさんと出会いました。
初期は小ロットに対応していただけたことが一番ありがたかったです。地が真っ黒で白色の印刷を施した段ボールという、特殊なデザインにもかかわらず、小ロットで製作していただけたことが嬉しかったです。担当者の方の対応も常に綿密かつ迅速で、いつも安心してお取引ができています。年初に箱の在庫が急遽なくなるというトラブルが発生した際も、すぐにご対応いただき、10日後には納品していただけてとても助かりました。
今回のパッケージリニューアルの際も、「ここはマットに」「色はもう少しこうしたい」といった細かい要望を、ひとつひとつすくい上げて実現していただけたことに感謝しています。canalさんならどのような形であれ実現していただけるという前提のもと、制約についてあまり気にすることなく、デザインや仕様を考えるられる点は非常に助かっています。
ー最後にブランドの未来について、今後mellowをどのようなブランドにしていきたいか、また今後どのようなパッケージを作ってみたいか、教えてください。
mellowというブランドを通じて、「たっぷりと休める喜び」を引き続きお届けしていきたいです。嬉しいことに、最近メディアやSNSで取り上げていただくことが少しずつ増えてきました。この流れで、CBDという成分が日本に普及するきっかけとなるブランドになりたいです。「ウェルネスといえばmellow」と言われるブランドを目指しています。パッケージに関しても、ドリンクとサプリメントのオンライン販売とオフライン販売において、ユーザーの声を継続的に取り入れながら、型にハマることなく、挑戦と改善を続けていきたいです。