
マカロンの箱をオリジナル製作するには?個数・仕切り・食品対応から選び方を解説
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マカロンの箱をオリジナルで制作する際は、見た目だけでなく、マカロンの直径や厚み、入数、個包装の有無、持ち運び方、配送方法まで考えて設計する必要があります。
特にマカロンは表面が割れやすく、箱の中で動くと欠けやひび割れが起こる可能性があります。そのため、一般的な焼き菓子用の箱をそのまま使用するのではなく、商品に合った内寸や仕切りを設定することが重要です。
この記事では、オリジナルのマカロン箱、マカロンケースを製作する際に確認したいポイントを解説します。
マカロンの箱は商品サイズと個数から設計する
マカロン箱の寸法は、「何個入りにするか」だけでは決められません。
同じ5個入りでも、マカロンの直径が40mmなのか50mmなのか、1列に並べるのか、上下2列に配置するのかによって、必要な箱の形状は変わります。
まずは、実際に販売するマカロンの直径、厚み、個包装後のサイズを測定し、その寸法をもとにマカロン箱の内寸を設計します。
マカロンの実寸を測ってから箱を設計する

マカロンは製造方法やクリームの量によって、直径や厚みに差が生じます。
設計時には平均的なサイズだけでなく、大きく仕上がった個体も箱に収まるように確認します。ただし、余裕を取りすぎると箱の中でマカロンが動いてしまうため、単純に大きな箱を選べばよいわけではありません。
個包装する場合は、マカロン本体ではなく、袋に入れてシールや熱圧着をした状態の最大寸法を基準にします。
個数別のマカロン箱サイズの考え方

マカロン箱には、3個入り、5個入り、6個入り、10個入りなど、さまざまな入数があります。
市場に流通している既製品を見ると、5個を横一列に並べるマカロンボックスには内寸約250×50×28mmの製品があり、別の5個入り製品には61×237×高さ47mmの仕様もあります。6個用トレーに対応した箱では、内寸155×103×高さ58mmの製品も販売されています。配置方法やトレーの有無によって必要寸法が大きく異なることが分かります。
以下は、マカロンの直径を約40~50mmと想定した場合の設計イメージです。規格寸法ではなく、仕様を検討するための目安としてご覧ください。
| 入数 | 配置列 | 箱の形状の考え方 |
| 2~3個 | 横一列 | 細長いスリーブ箱やキャラメル箱 |
| 4~5個 | 横一列 | 仕切り付きの細長いマカロンケース |
| 6個 | 3個×2列 | コンパクトな身蓋箱や組立箱 |
| 8個 | 4個×2列 | 平たいギフトボックス |
| 10個 | 5個×2列 | 仕切り付きの大型マカロンボックス |
| 12個以上 | 複数列 | トレーや仕切りを組み合わせた箱 |
同じ入数でも、横一列に並べると細長い形になり、複数列にするとコンパクトな長方形になります。
店舗での陳列方法、手提げ袋への収まり、冷蔵庫での保管、発送用外箱への梱包まで考えて配置を決めると、使いやすいマカロン箱になります。
マカロン箱に仕切りは必要か
マカロンをきれいな状態で渡すためには、箱の中で商品が動かない構造が必要です。
箱の内寸をマカロンに合わせる方法もありますが、複数個を詰める場合は、仕切りやトレーを設けたほうが位置を安定させやすくなります。
仕切りを付けたほうがよいケース

マカロン同士を直接並べると、持ち運び中の振動によって側面がぶつかることがあります。
特に、クリームが箱から見える向きで並べる場合や、色や味ごとの順番を維持したい場合は、1個ずつ区切れる仕切りが適しています。
紙製の仕切りであれば、箱本体と一緒に印刷や色の調整ができます。透明トレーを使用すると商品を固定しやすくなりますが、マカロンの寸法に対応するトレーがあるかを事前に確認する必要があります。
仕切りなしで制作できるケース

マカロンを1個ずつ袋に入れ、箱内に隙間なく配置できる場合は、仕切りを使わない設計も可能です。
仕切りをなくすことで、資材点数や組み立て作業を減らせる可能性があります。ただし、箱に隙間がある場合は、緩衝紙や紙パッキンを入れるだけでは商品が完全に固定されないことがあります。
仕切りを省略するかどうかは、実際の商品を入れた状態で持ち運びや振動を確認して判断します。
マカロンを箱へ直接入れることはできる?
マカロンを紙箱へ直接入れる場合は、箱が食品に接触する用途に対応しているかを確認する必要があります。
紙で作られているからといって、すべての化粧箱に食品を直接入れられるわけではありません。紙、印刷インキ、接着剤、表面加工などを含め、使用条件に合った材料であることが必要です。
食品用器具・容器包装では、食品衛生法に基づく規格やポジティブリスト制度への確認が必要になる場合があります。特に、食品接触面に合成樹脂の層を設ける仕様は、制度の対象となる可能性があります。(厚生労働省)
個包装してから箱へ入れる方法
食品対応を明確にしやすい方法は、マカロンを食品用の袋で個包装し、その袋をマカロン箱へ入れる仕様です。
個包装には、乾燥や湿気、ほこり、直接接触を抑えやすいという利点があります。フレーバー名や賞味期限、原材料表示などのシールも袋へ貼り付けられます。
個包装を採用する場合は、袋の余白やシール部分まで含めて箱を設計します。袋の端が折れたり、箱の蓋に挟まったりしないように、マカロン本体より少し大きな区画が必要です。
直接入れたい場合は仕様確認が必要
個包装をせずにマカロンを直接入れたい場合は、制作会社へ使用条件を伝え、食品接触を想定した材料や構成を選びます。
「焼き菓子を入れる箱」とだけ伝えるのではなく、マカロンが紙に直接触れること、油分や水分の程度、冷蔵で使用するか、箱に入れてから販売まで何日程度保管するかを共有することが重要です。
必要に応じて、食品用の台紙、グラシン紙、フィルム、トレーなどを組み合わせます。
マカロン箱と配送用外箱の違い
店舗で商品を渡すマカロン箱と、宅配便で発送する配送箱は役割が異なります。
マカロン箱は、商品を並べて保持し、購入者へ渡すための一次的なパッケージです。一方、配送用外箱は、輸送中の衝撃や積み重ねから商品を守るための箱です。
マカロン箱だけで発送しない
ギフト用のマカロン箱は、見た目や開封性を重視して設計されるため、そのまま宅配便の送り状を貼って発送できるとは限りません。
発送する場合は、マカロン箱を段ボール製の配送箱へ入れ、周囲に適切な緩衝材を配置します。
配送箱の中に隙間があると、きれいなマカロン箱を作っても、輸送中に箱ごと動いて商品が破損する可能性があります。そのため、内箱と外箱を別々に考えるのではなく、セットで寸法を設計することが大切です。
冷蔵配送では温度と結露も確認する
クリームの種類や保存条件によって冷蔵配送が必要な場合は、低温環境での箱の使用も確認します。
冷蔵庫から取り出した際には結露が発生することがあります。紙の反り、表面の擦れ、接着部分の状態などを確認し、必要に応じて表面加工や紙質を調整します。
保冷剤を同梱する場合は、保冷剤がマカロン箱へ直接触れない配置や、結露した水分が箱へ移りにくい梱包方法も検討します。
マカロン箱に適した形状
マカロン箱の形状は、入数、売り方、組み立て作業、希望する見せ方から選びます。
スリーブ式のマカロンケース

中箱を外側のスリーブから引き出す形状です。
横一列に並べたマカロンと相性がよく、開封時に商品が少しずつ見える構造にできます。透明窓を設ければ、箱を開ける前にマカロンの色を見せることも可能です。
スリーブと中箱の2部品になるため、組み立てや箱詰めの作業性も含めて検討します。
身蓋式のマカロンボックス

箱本体に蓋をかぶせる形状で、複数列に並べるマカロンギフトに適しています。
蓋を開けた際に商品全体を見せやすく、紙製の仕切りやトレーも組み合わせやすい構造です。蓋の深さや箱の硬さを調整することで、開閉時の感触も変えられます。
キャラメル箱や組立箱

差し込み式のキャラメル箱や、底面を組み立てる紙箱は、比較的シンプルな構造です。
少量入りの商品、イベント販売、期間限定商品などにも使用できます。箱を平らな状態で納品できる形状は、保管スペースを抑えやすい一方、使用時に組み立て作業が発生します。
必要数量だけでなく、1日に箱詰めする数量も伝えて形状を選ぶと、現場で扱いやすい仕様になります。
ギフト感を出す印刷と加工
マカロンは色自体に特徴があるため、箱を華美にしすぎる必要はありません。
商品を見せたい場合は窓付きの箱、開封後に商品を印象的に見せたい場合は蓋付きの箱など、販売方法に合わせて加工を選びます。
箔押し

ロゴや店名の一部へ箔押しを施すと、光の反射によるアクセントを加えられます。
金箔や銀箔だけでなく、色付きの箔やホログラム箔もあります。全面へ使用するのではなく、ロゴや短い文字へ絞ることで、マカロンの色を邪魔しにくいデザインになります。
マットPP加工

マットPP加工は、印刷面に落ち着いた質感を加え、表面の擦れや汚れを抑えたい場合に選ばれる加工です。
濃い色の箱では、擦れや指紋の見え方を確認したうえで採用します。紙の質感をそのまま生かしたい場合は、PP加工をせず、紙自体の風合いを選ぶ方法もあります。
窓加工

箱の一部に透明窓を設けると、マカロンの色や並びを外から確認できます。
窓の位置が仕切りやマカロンの中心からずれると、見え方が不揃いになるため、実物を入れた状態で窓位置を調整します。
窓の面積を大きくすると商品は見えやすくなりますが、箱の強度やフィルムの貼り付け面積にも影響するため、構造とのバランスが必要です。
特殊紙や色紙

印刷だけで表現するのではなく、紙そのものに色や質感がある特殊紙を使用する方法もあります。
白、黒、グレー、淡い色など、マカロンの配色に合わせて紙を選ぶと、印刷面積を抑えながら特徴を出せます。
ただし、紙によって印刷の発色、折り曲げ部分の割れ、箔押しとの相性が異なるため、希望する加工を含めて選定します。
オリジナルのマカロン箱を依頼する前に必要な情報
マカロン箱の見積もりや設計を依頼する際は、販売予定のマカロンを基準に仕様を整理します。
最低限必要になるのは、マカロンの直径と厚み、個包装後の寸法、1箱当たりの個数、希望数量、仕切りの有無、食品が箱へ直接触れるかどうかです。
さらに、店頭での手渡しだけなのか、冷蔵配送を行うのか、配送用外箱も必要なのかを伝えると、使用方法に合った提案を受けやすくなります。
デザインデータが完成していない場合でも、ロゴ、使用したい色、希望する箱の形状、参考画像などがあれば相談できます。
マカロン箱の試作では何を確認する?
量産前には、実物のマカロンを入れてサイズと使い勝手を確認します。
箱へ無理なく入るかだけでなく、持ち上げたときにマカロンが動かないか、仕切りから取り出しやすいか、個包装の袋が折れないか、蓋を閉めた際に商品へ圧力がかからないかを確認します。
配送を予定している場合は、マカロン箱を配送用外箱へ入れた状態でも確認します。
実際の製造品と同じ印刷や加工を施した色校正を行えば、色味や質感、文字の読みやすさ、箔押しの位置なども量産前に確認できます。
オリジナルパッケージを依頼するならcanal(カナル)

マカロンは割れやすく、商品ごとに直径や厚みが異なるため、既製品の箱ではきれいに収まらない場合があります。
canalでは、実際のマカロンサイズや個包装後の寸法、入数、販売方法、配送方法を確認し、商品に合ったマカロン箱をご提案します。
横一列に並べるスリーブ式のマカロンケース、複数列に配置する身蓋式のマカロンボックス、紙製仕切りやトレーを組み合わせた仕様、窓付きの箱など、ご希望に応じた設計が可能です。
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